見出し画像

理想のリーダー、 特攻隊の岩本益臣大尉

終戦記念日でした。たまたまテレ朝でやっていた、ラストメッセージというドキュメンタリー番組を観て、1人の特攻隊隊長の言動に感銘を受けました

番組自体は、9回特攻出撃を命じられ、その9回とも無事に生きて帰ってこられた佐々木友次さんという不死身な兵士のお話なのですが、

その方の生還のキッカケとなった、彼が所属していた特攻隊部隊のリーダーだった、岩本大尉、岩本益臣さんが起こした行動とアドバイス…

私がこの世に誕生するわずか二十年ちょっと前の話と思うと、身近にも感じるけど、戦争中だった日本、想像もつかない「お国のため」という概念が根本にあって、特攻隊員などという、未だに信じられない任命があった組織で

岩本さんは、自分の部隊のメンバーを集めておっしゃったそうです

機体にくくり付けられていた爆弾を、狙って落とせるように改造した。だから、軍の言うとおりに体当たりしなくてもいい。直前に狙って落として、逃げて帰ってきていい。体当たりしても相手を完全に撃沈出来る保証は無いのに、そのために命を捧げる必要はない。確実に狙って落として、戻ってくるんだ

要は、君たちの命はそんな事のために落としていいものじゃない。もっと大切なものなんだから、軍の言いなりで国のために死ななくていい、って

組織の陰で、機体の改造までコッソリして、自分のチームのみんなに話して聞かせていたんですね

本当にすごい人…!

組織や上に背いてまでも、正しいと思うことを自分のチームには徹底してミッションとして言ってあげれているし、そのために自ら行動も起こしている

結果的に、特攻部隊として出動する前に、お偉いさんとの宴会によばれて向かう途中に岩本大尉とあと4人の隊員は撃墜されて、先に亡くなっているんですけど

佐々木さんは、この時岩本大尉にそう言ってもらえたおかげで、自分のマインドセットを帰ってもいいんだ、という方に向けれたし、上層部にその後も何で生きて帰ってくるんだ?死んでこい、と言われ続けながら計9回も出撃したけど、生還されていて、数年前まで生きておられたくらい長生きが出来たのですよね

上からの命令が、今の時代よりももっともっと全てだった時代に、特に戦時中の軍の司令ですから… 
それに背いてまで、ひとりひとりの命の尊さを伝えておられた、岩本益臣さん。言うだけでなく自ら行動も起こされていて、素晴らしいリーダーシップの持ち主ですね

本当に、感動しました

少しだけ極端だけど、今のビジネス社会でも同じことが言えるな、と思った次第です


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?