忘れてしまうこと

娘が今日、突然靴を履いて外をぱたぱたと歩けるようになった。室内はずんずん歩いていたけれど、お外に出て靴を履くとへたっと座り込んでしまうか、ハイハイをはじめるかだったのが、今日お洗濯ものを干すために靴を履かせて一緒に外へ出たら玄関から門まで嬉しそうに歩き、門から玄関までまた嬉しそうに戻ってきた。

お買い物へ行く時も車までの道のりをパタパタ歩き、マックでは明るさと音に少し戸惑い、三洋堂では再びぱたぱた歩き、コンビニでは自動ドアにびびって止まり、入園の説明を聞きに行ったこども園ではまたぱたぱた歩いていた。

できるようになるのは、いつも突然で、できることが当たり前になると、できなかったときのことをよく思い出せなくなる。

ハイハイと歩くことを組み合わせて動いている今のことも、きっとすぐに忘れてしまう。忘れてしまっても、今日はなくならない。