まだ7時だというのに、「朝」といは言えないほどの蒸し暑さ。 久々に菜園へ行き、野菜やバジルを収穫。 きゅうりが信じられないくらい大きくなっていてびっくり。 水もあげる。 帰り道、車の往来がまずまずある道の反対車線に、そのコはいた。 小さな何か、横たわるような何か、を運転席からじっと見つめる。 そんな時は、いつも、どうか、生き物ではありませんように、、、と心の中で願いながら通り過ぎるのだが、 シマシマだった。キジトラだった。 炎天下の車道のど真ん中にいるそのコをどうしてもそ
「未来パラソル」 作曲:cota Cover Illustration:橋本京子 Cover Designed:Ai 空間デザイン室 【収録内容】 01. 未来パラソル-シンフォニックversion- 編曲:岩垂徳行 French Horn & Trombone:岩垂徳行 Viola & Violin:土屋玲子 Trumpet:林沙希 02. 未来パラソル-ピアノversion- 編曲:大津美紀 03. 未来パラソル-オルゴールversion- 編曲:大津美紀 ・メッセー
「小指」作詞・作曲・歌:大津美紀 illustration:橋本京子 映像制作:梅澤 侑利(うめざわゆきと) DL購入 https://kittyeyerecords.com/product/koyubilv/ 大阪のギャラリーART HOUSEで、橋本京子さんの作品に出逢った時の衝撃を今でもはっきりと憶えています。すっかり魅せられてしまい、その後も、いくつか彼女の作品を入手してはため息をついていたのですが、ある時、彼女の繊細な線と点描で絶妙な表情が描かれた女性のイラスト
2022年10月にギャラリーねこの引出しにて、イラストレータータナベサオリさんと一緒に絵と音楽による作品展を開きました。その展示会に向け、作品展タイトル「猫はユメをみていた」を含む3曲をかきおろしました。 この数年間、世界中でみられる様々な問題の影響を受け、私たちの生活は大きく変化ました。人と会う機会、外出する機会が減り、そして、心の中で描き出す風景も少しずつ少しずつ変わってゆくのを、私自身も体験しました。 2曲目のタイトル「Après la pluie, le beau
11月26日、Yokohama mint hallにて“大津美紀25th Anniversary 〜このキモチ〜 ねこかたりワンマン~第五十六夜~”が開催。自身の音楽活動25周年を記念した特別なワンマンは、久々のバンド編成での開催。自身のデビュー曲から提供曲のセルフカバーなどを通じてこの25年間を振り返りつつ、今後の活動への意欲もにじませるライブとなった。 ライター/須永兼次 節目のライブは、ふたつの“原点”からスタート 暗転のなかステージに登場した大津、まずは個人としての
――前半では音楽をお仕事にされたことやそのなかでの嬉しい経験についてお聞きしましたが、その反面、曲が作れなくなってしまった時期もあったということで。 大津美紀 はい。毎日毎日曲を作っていたら、ある日いつものようにMacの電源を入れた途端に、心臓がバクバクして汗が出てきて……自分の中では100%「曲を作ろう!」と思っているのに、身体は症状を出して「ダメです!」って主張してくる。「これは、何かおかしいぞ?」となったんです。 ――突然、「やりたい」と思っていることがままならなくなる
インタビュアー/須永兼次 ――まずは、大津さんが子供の頃どんな音楽に親しまれていたのかからお聞きしたいのですが。 大津美紀 私、親がよくテレビの歌番組を観ていたのもあってか、歌謡曲が好きだったんですよ。当時は『ザ・ベストテン』みたいな生放送の歌番組が結構あって、そこで聴いた、筒美京平さんのような方が作られたアイドルの曲がすごく好きだったんです。そういったメロディのセンスの部分は、今でも無意識的に影響を受けているんじゃないかなとは思っていますね。 ――中学生ぐらいになると、洋
インタビュアー/須永兼次 ――前編では「このキモチ」のお話を中心にお聞きしてきましたが、後編では10月以降の様々な活動についてお聞きしていきます。まず10月7日から11日まで、イラストレーターのタナベサオリさんとの作品展“絵と音楽による作品展 ―猫はユメをみていた― ”が、東銀座・ねこの引き出しにて開催されます。 大津美紀 これは普段の大津美紀の活動とはちょっと違う部分もあるんですけど、“フィルム絵本”と名前をつけた映像作品を、タナベサオリさんと個人的にずっと作り続けてい
インタビュアー/須永兼次 ――まずは「このキモチ」という楽曲の着想や、生まれたきっかけから改めてお聞きしたいのですが。 大津美紀 この曲は、実は2006年に作った曲で。コミックからアニメ化された『僕等がいた』という作品の挿入歌の候補として、作品からインスパイアされて生まれた曲のひとつなんですよ。そのとき挿入歌として採用されたのは「星を数えるよりも」という楽曲だったんですけど、コミック自体もすごく読み込んで「いいな」と感じてもいましたし、作品の「人を好きになって、心がすごく
【第1回】音楽家の母親の影響で幼少期から始まった音楽人生 【第2回】リスナーが想像力を発揮できるような曲作り 【第3回】映画「ミュジコフィリア」について 【第4回】これから挑戦してみたいことは、実は… 【第3回】映画「ミュジコフィリア」について 映画「ミュジコフィリア」 https://musicophilia-film.com 原作:さそうあきら 主題ピアノ曲:古後公隆「あかつき」「いのち」 <大津> 古後さんは映画「ミュジコフィリア」の音楽を2曲作曲されましたが、実
【第1回】音楽家の母親の影響で幼少期から始まった音楽人生 【第2回】リスナーが想像力を発揮できるような曲作り 【第3回】映画「ミュジコフィリア」について 【第4回】これから挑戦してみたいことは、実は… 【第4回】これから挑戦してみたいことは、実は… <大津> 先ほどの無声映画、そして絵本コンサートでの即興演奏、映画やゲーム、テレビ番組、CMなどの様々な映像作品、といろいろな音楽制作に携わってこられた古後さんですが、古後さんが今後してみたいなと思うことなどありますか? <古
【第1回】音楽家の母親の影響で幼少期から始まった音楽人生 【第2回】リスナーが想像力を発揮できるような曲作り 【第3回】映画「ミュジコフィリア」について 【第4回】これから挑戦してみたいことは、実は… 【第2回】リスナーが創造力を発揮できるような曲作り <大津> そうして、古後さんはこれまでにテレビ番組の音楽やゲーム、舞台など、様々な音楽をつくってこられたわけですが、今日は、その中からいくつかの作品をご紹介したいと思います。 『キートンの警官騒動(無声映画と活弁と即興演
音大の作曲科が舞台となっている映画「ミュジコフィリア」の音楽を手掛けられた古後公隆さん。「ミュジコフィリア」の音楽制作秘話をはじめ、古後さんがこれまでどのように音楽と向き合ってこられたのか、日頃どんなことを念頭に置いて作品づくりに取り組んでおられるのか、お話を伺いました。 (インタビュー・文:大津美紀) 【第1回】音楽家の母親の影響で幼少期から始まった音楽人生 【第2回】リスナーが想像力を発揮できるような曲作り 【第3回】映画「ミュジコフィリア」について 【第4回】これから
(ネタバレあります) 〜音楽ってなんだろう〜 映画「ミュジコフィリア」を観た。 https://musicophilia-film.com 音大の作曲科が舞台です。 HSP気質の私は、いろいろな登場人物に心を揺さぶられてしまい、鑑賞し終わった後もなんだかふらふらで、翌日はオフにしておくべきだったと少し後悔。 いつも行く場所への電車を乗り間違える。SUICAじゃないカードで改札を通り抜けようとする。胸がいっぱいでご飯の味がしない(そもそもお腹が空かない)。調性音楽にかなり
2/22 猫の日に、 猫をテーマにした3曲入りの歌作品「猫と暮らせば、」をリリースした。 リリースに至った経緯は省略するが、 そのうちの1曲、「ボクのかぞく」が かたちになるまでのことを綴ろうと思う。 (歌詞について、言及します。) 3曲収録されたうちの、この「ボクのかぞく」に関しては 一般の方から応募していただいた猫の動画や写真を編集して ミュージックビデオもつくるということになったのだが、 今、思えば、ちょっと無謀だったのかもしれない。 私のように無名の、いち音楽家が
先日、私が提供した楽曲に関して、このようなご質問をいただきました。 すでに私からのお返事は差し上げましたが、内容が心あたたまるものでしたので、ご本人の承諾を経て、ここに記載させていただきました( ´͈ ᵕ `͈ )。 *** 大津さん、はじめまして。◯◯と申します。 夜分遅くに申し訳ございません。 大津さんが提供された楽曲の「love letter」という曲について、どうしてもお聞きしたいことがあってメッセージを送らせていただきました。 この曲の中に登場する子は、想い