ツール選びで大事なポイント
困っていることを考える
ツールを選ぶポイント
今、どのようなことに困っているか?ストレスを感じているか?
それは何をしているときか?
それは何のために必要か?
ツールを選ぶときに大事なのは、それによって、今困っていること、ストレスを感じている事が解決できるかです。
ツールを、シーソーゲームしている機能を基準に選んでいませんか?
特に「精度」「正確さ」を示す指標にこだわりすぎていませんか?
例えば、文字起こしの精度とか、文字変換の精度、正解率の精度、正確さなどです。
私が最初に精度、正確さを指標とするツールに出会ってから約30年。最初は日本語文字入力ソフトとHTML変換ソフト。その後現在の生成AIのように色々なものが比べられてきたけど、
長年それらを見てきた私が思うのは
精度の差は意味が無い…
文字入力ソフトウェアの変換精度の善し悪しは、今でも日本語入力ツールの比較サイトでまず最初に表示してますね。
こういうツールではユーザーがもっとも気になるのが、変換精度なんでしょう。
私はAI文字起こしNottaを気に入ったのでNottaの記事を書いてますが、文字起こし精度の比較として評価の高いツールを他に2つ試しました。
音声を認識しやすい、滑舌が良く穏やかに会話を進めている会議で比較したところ、話者の識別などに違いが出ても、文字起こしの正確さに関してはあまり変わらない感じでした。話者の識別もそのうち変わらなくなる気がします。(今のところNottaが一番聞き分けてました)
他の人の評価や比較サイトの評価も見てみましたが…
私の正確さの基準が高いのかなぁ。
皆さんどのツールも精度が高いと褒めまくってますね。
これからですよ!もっと良くなりますよ!!
今、ネットの褒めまくりレビューを見てツール選んだ人、がっかりしないかな?
とはいえ、私も含めて気に入って褒めまくっているということは(私は辛口ですが)、それだけ、ものすごく、役に立っているってことでしょうね。
なんせウチの会社では導入一月で、20回以上使っていて、web会議以外にも活用を広げているぐらいなので。
精度の話に戻すと、
今は生成AIの精度が話題になっていますね。
「ChatGPT?Claudeの方が精度が良いよ」
「最近GeminiがChatGPTに勝ったらしいよ」
「その情報古いよ。今は……」
新しいものが出てきたとき、必ず色々検証して、あっちが良いこっちが良いと情報提供してくれる人たちがいます。この人たちのおかげで技術が進歩するんだと思っています。
しかし、お客様から、
「今はこれが一番精度が良いですよ。だからウチはこれを使うことにしました」と言われると、私はちょっと困った顔をしてしまいます。
比較検証をしている人が表などで優劣を示してくれていますが、
そのデータを見て、
これ、人が実感できる差か?
と、思うのは私だけでしょうか?
そのわずかな差を追いかけるより、
プロンプト(AIやコンピュータプログラムに対して指示や質問を与えるための入力)スキルを磨く方がよっぽど精度が上がると思うんですけど。
長年さまざまなツールを見てきた経験から言えるのは、変換精度はその時の技術水準を大きく超えたものが出ない限り、どのツールもそれほど差がないということです。新しい技術が開発され、それを使ったツールが一時的に飛び抜けることはありますが、すぐに他のツールが追いつき、再び差がなくなることが多いです。
使いやすさの差に注目したい
日本語文字入力ソフトで有名なATOKが大阪弁とか方言に対応しました!って発表したときは、そこまでやるんだ!凄い!!と思いました。
今は「カスタムATOK」で「話し言葉関西」「話し言葉北海道東北」など、地域毎の変換を選ぶことが出来ます。日本全国の方言に対応してるって、凄いですね。
比較サイトでは精度が一番目につくよう表示されています。私はATOKもMicrosoft IMEもMAC標準も使っていますが、普通の文字の入力精度に大きな差は感じていません。使い続けているとソフトが学習して、自分に合うようになりますしね。AIの時代では、更に愛用するとツールが自分になじむようになるんだと思います。
ただ、専門性を考えると違ってくるんですね。
これは文字入力の精度とは違う、使い勝手の基準だと思います。
例えば、医療系の専門用語に強いとか、話し言葉に強いとか、カスタマイズ出来るとか、特定の作業に特化しているとか、表示がかわいいとか…。
書くことが専門の方たちには必要な機能が付いているかどうかがツールを選ぶ大事な基準になるでしょう。精度だけを基準に選ぶと残念な事になります。
私はカスタムメニューの豊富さや専門分野の日本語辞書セットなど機能面が気に入ってATOKが一番好きですが、基準が違う場合、他のツールの方が使いやすいと感じるはずです。
何を基準に選ぶか
AI文字起こしを使っているとある会社の社員がこんな事を言っていました。
「議事録の作成を仕事の内容が良く分かっていない新人がするんです。
時間がかかるし、分からないことを聞きにくいし、間違いも多くて大変でした。Nottaはすぐ文字起こしと要約をしてくれるから、それを元に分からないことを調べたり聞いたりして清書すれば良いので、議事録作成が凄く楽になりました。」
この会社は、文字起こしとAI要約が出来るNottaを導入するだけで、困ったが解決出来ました。
弊社の場合、打合せの内容の振り返り作業があります。
なので、検索出来るか、大事な部分にブックマークをつけられるかが、ツール選びの重要なポイントの一つになります。
AI要約機能の豊富さや翻訳機能、外部ツールとの連携などなど、音声の文字起こしが必要な場面で感じる様々な困ったを解決してくれる上、進化し続けているので、今出来ないこともそのうち出来るようになるだろうと思った事も、私がNottaを選んだ理由です。定額なので経理の自動化に対応しやすいというのも選ぶポイントでした。
文字起こしツールを導入する会社や人により、重要な選択ポイントは変わってくるでしょう。
ツール選びに困ったら
私にご相談ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?