日記＿手帳選び／なぜ泣くのか／忘れたくないけど書くと忘れそうで怖いこと

手帳に予定を書き込めるようになった。

ここ七年ほどはモレスキンのマンスリーを使っている。
カバーはその年の気分でソフトだったりハードだったり。
今年はハードカバーにした。去年の十月ごろ購入。

・見開きで一ヶ月を見渡せる
・月曜始まり
・シンプル
・ノートページがある
・ポケットがある

のが私の好みらしい。ようやくわかってきた。

モレスキンの前はQuoVadisのマンスリーだったけれど、印刷がカラーなのが合わなくなってきたのでモノクロなモレスキンに変更。

シンプルでマンスリーだったら無印のでもいいじゃない、と一度変えてみたのだけど気分が落ち着かずにモレスキンに。値が張るけど重みのある佇まいが気に入っている。後ろのポケットは毎年入れすぎて壊してしまうのだけど……。

今年もよろしく。

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去年の手帳はまだ落ち着いて見返せずにいる。
手元にあってぱらっとめくったりするのだけど、そっとまた戻す。
本当は色々と書き込みたいのだけど。

秋から書き込みが多くなり、十一月は枠に入り切らずの日もある。
十二月は前半ちょろっと。後半は空白が多い。
あまりにも展開が急すぎた。心も体もついていくのに必死。

ひと段落した今も、実はまだ追いついていないのかも。
だから見返せないのかな。

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泣くのは疲れる。
頭もぼーっとするし、胸や鼻が詰まったりするし、肌も荒れるし、時には腹筋だって痛くなる。

時折億劫になるけれど、泣くのは悪いことじゃないよと自分に言い聞かせる。

泣こうとするのは体が先だ。頭で泣きたいと思うから涙が出るんじゃなくて、涙が先に出てくるから泣くのだ。

だっこで重いはずの腕が軽い
行き場のない乳で胸が重い
柔らかい髪の毛を撫でられない指先
胎脂と羊水と血液の混じったあまい香りもない

私の筋肉や神経が空を感じて、
行き場のない力が仕方なく涙でも出してるんじゃないだろうか

泣くのは求めているからだ、泣くのは大好きだからだ、
人を好きになるのは悪いことじゃない。幸せなこと。
幸せな分だけ悲しみが深くなるのであったら、受け止めるしかない。

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十二月の頭に私は子を産み、そしてその日のうちに看取った。

起こったこと全て残しておきたい気持ちと、
言葉にしようとすると言葉にできない部分を忘れてしまいそうで怖い気持ちとで筆が進まずにいる。けどどうにか残したい。

私のかわいい、かわいい子。

忘れたくない。