福祉用具のレンタル費用について考えてみた

訪問リハビリの仕事をしている春野さとみです。
今回は訪問リハビリの利用者の多くの人が利用している、介護保険制度の福祉用具のレンタル費用について考えました。

具体例があった方が分かりやすいため
「歩行器のレンタル」について考えてみました。

介護保険を利用する場合、
利用者さんが1割負担をします。
(収入のある方は2割・3割)

例えばこの歩行器をレンタルするとします。

1割負担の場合
利用者負担 324円/月となります。
残り2,916円は下記の財源が当てられます。

高齢者は一度歩行器を使うと、ずっと使い続ける方が多いです。
年々歳をとるので、良くなることは稀です。
ほとんどの方は徐々に弱っていきます。
私の担当する利用者さんも、長年歩行器のレンタルをしている方が多いです。

例えば2年レンタルした場合、、、、
3240円×24ヶ月=77,760円
1割負担の方だと、7,776円。
安くはないですが、買うよりは安いです。
壊れたり調子が悪くなったら、修理や交換もしてくれます。
残り9割は幾らかと言うと
77,760円−7,776円=69,984円
このお金は公費と他の人が払っている介護保険費。

69,984円あれば、楽天で同じ歩行器が2台買ってもお釣りが来る。
しかもめちゃくちゃポイントもつく!!笑

今回は、歩行器を例に挙げましたが、
手すり、ベッド、杖、車いす、、、。
福祉用具のレンタルを公費や他の方の介護保険費用から賄うなら、そのお金で買ってしまった方が、はるかに安上がり。

しかし、利用者さんにとっては
買うよりずっとレンタルしていた方がお得。

以前の木下さんのVoicyでも言っていましたが、
もっと介護保険について国民は考えなくてはならないと思います。


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