訪問リハビリとは何か。

私は、10年以上の期間、急性期病院勤務をしてきました。そのため、訪問リハビリスタッフとして働き出して、2年程経ちましたが、まだまだ訪問リハビリに慣れません。

急性期病院は、早期退院を目指して、積極的にリハビリをすることが多かったのですが、
訪問リハビリは、本人の希望に添い、寄り添い、生活のリハビリをすることが多いです。
それが、私にとっては「のんびり」しているようにみえるのです。

足が痛いから揉んで
今日は疲れてるからマッサージして
運動すると疲れるから、無理しないでやって
などなど。

いやいや、動けるようになるには、運動しましょうよ。
目標たてたのだから、その目標に向かって頑張りましょうよ。っと思っています。

そして時々、「訪問リハビリって何だろう。」っと思ってしまいます。

多分、そのようになる背景には、
今の診療報酬が問題なのだと思います。

利用者様は、格安の料金でリハビリが受けられる。(医療保険や介護保険制度により、無料で受けられる人もいれば、一割から三割程度の自己負担)

事業所としても、ずっと同じリハビリをしていても診療報酬はほとんどの場合、変わらない。つまり、利用者様が良くなっても、悪くなっても、事業所としては、利益は変わらない制度設計なのが問題なのだと思います。

急性期病院では、在院日数が増えると、診療報酬が減ってしまうので、なるべく早く退院させた方が、病院経営には良いような制度設計になっていました。
なので、なるべく早く退院できるよう、病院側も必死、患者さんも退院日までに自分で動けるようになるために必死でリハビリに取り組んでくれる人が多かったように記憶しています。

それに、私たちリハビリスタッフもやる気のない患者さんには、お尻に火がつくように、色々と促してしっかり行ってもらうように頑張っていました。

それが、訪問リハビリにはありません。
「いつまでもリハビリ。」
「とりあえずリハビリ。」

そんな訪問リハビリは、私の知っているリハビリではありません。

今後、私の思うリハビリや、
問題ない範囲で、訪問リハビリであったことなどをアウトプットしていけたらと思います。

また、訪問リハビリの雑誌などのレビューもしていけたらと思っています。

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