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おてふきの収納

わが家では、長らく使い捨てのおてふき(ウエットティッシュ)を使っていません。もちろん、お出かけのときには使いますし、非常用に備蓄もしています。ただし家の中では使っていません。
なぜか。それは、ゴミになるからです。
あたりまえなのですが使い捨てのものは、使うたびゴミになります。

娘が赤ちゃんだった頃、手口ふきのためにウエットティッシュを使わなければならないと思い込んでいて、当初使っていました。そして使うたびふわっとしたゴミが発生することに対して、もやっとした気持ちを抱いていました。
娘に対面している瞬間は大変すぎて娘のこと以外は考えられないのですが、寝かしつけたあとに片付けをしながらふと、大量のごみにうんざりする瞬間がありました。ゴミ、減らせたらなぁ、と日々思っていました。

で、おてふきです。
前述のように娘が生まれてしばらくの間は手口ふきとしてウエットティッシュを使っていました。ある日ふと、手近なところにあったミニタオルでお口と手をふいてやると、案外ウエットティッシュよりも厚みがあり、ソフトで拭きやすかったのです!そして何より、洗ったらまた使える、という当たり前のことに気付きものすごく嬉しかったことを覚えています。ゴミでーへんやん!

それからというものわが家では食事時の手口ふきに、ウエットティッシュではなくミニタオルを使っています。20センチ四方くらいの使っていないタオルハンカチです。色々試しましたが、これくらいの大きさが大きすぎずちょうどよいと感じています。

繰り返し使うにあたりお洗濯するという手間はふえます。ミニタオル2、3枚分ですが食べこぼしくずをはたいて洗い(うちは洗うのは洗濯機がします)干す手間が増えます。しかも私はたまに、ハイターで漂白しては繰り返し使っています。(手間ですね。)そして繰り返し使ったのち、このタオル捨てようかなみたいな瞬間がやってくるので、その辺をふいてから処分しています。

でもこれ、手間は増えるので赤ちゃんが育児が大変すぎるときに頑張ってしなくてよいことだとは思います。
さらに言うとウエットティッシュのゴミは大した量でもなく、ゴミの量を減らす、という目的に対しては大いなる貢献はしてくれません。

一方で、毎食使い捨てをしていないことに対してはとても満足感を覚えました。また、ひとしきりおてふきとして使ったのちに、雑巾として最後まで使い切れるところも気に入っています。そう、ウエットティッシュを悪者にするつもりはありませんが、一回使ったら捨てるしかないんですよね。私はそこにもやもやしていました。それが、外出時や非常時は便利でも、家にいるのに毎回ゴミださんでも、とかつての私は思ったのです。


さて、おてふきを使うことが習慣になると、おてふきはいつもお部屋にあるものになりました。この5年半で、おてふきの定位置は変遷してきましたが、ようやく最近心地よい場所に収まりました。

このかごの中です。

中はこんな感じです。

これは、以前は娘のこまごました小さなおもちゃを一時的にしまう場所でした。ある日娘がおままごとでご飯屋さんごっこをしているとき、おてふきをこのかごに収納して遊んでいました。おままごとに参加した際に、おてふきどうぞ、とかごを差し出され、素敵だなぁ、と感じました。そしてその日からわが家のおてふきはこのかごに収納されるようになりました。

ちなみに、こんな感じで畳んで

こんなふうにくるくる巻いて収納しています。

使うたびかごの蓋をとるときも、お洗濯から返ってきたおてふきをしまうときも、うまく収まっているさまを、満足な気持ちで眺めています。

かごも、ミニタオルも、以前から家にあるものですが、ひょんな思い付きや気付きから、それぞれがうまく合わさって素敵なおてふきセットになりました。しかもミニタオルやハンカチって、気がつくと大量に持っているものの一つではないかなと思います。行き場を失ったタオルハンカチは、わが家ではおてふきになりました。こんなふうに、いますでにそこにあるものを、見方を変えることで有効活用することができたとき、本当に嬉しい気持ちになります。なんだかエコで得した気分にもなるのです。ミニタオルでおてふき、おすすめです。

ところでかごのなかに入っていた娘のおもちゃはというと、必要かそうでないかを確認してから適切な場所に移動したり、あるいは処分したりして、ついでにお片付けすることができました。

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