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四球は投手にとってエラーなのか

2024年7月15日日本海リーグ18回戦、雨が心配されましたが試合中は全く降らず、富山アルペンスタジアムにて開催されました。

両軍併せて20ヶの四死球。


初回、富山GRNサンダーバーズ先発林投手が2連続フォアボールの後タイムリーを打たれ、1失点。

初回裏、石川ミリオンスターズ先発黒野投手も2連続フォアボールの後ツーベースを打たれ、2失点。

5回表、富山GRNサンダーバーズ二番手の誉田投手、1イニングに5フォアボールを出し、4失点。

誉田投手、ブルペンでは球が走っていましたが…

5回裏、石川ミリオンスターズ土田、山市投手併せ1イニングに4フォアボールで、6失点。

特に山市投手は打者連続の押し出し、逆転される。その次の打者、東田捕手にはあと少しでスタンドインまで打球を運ばれ、満塁走者一掃のツーベースで大差がつく。

今日のヒーローは、その走者一掃タイムリーを放った東田捕手

8回表、富山GRNサンダーバーズ瀧川投手、2フォアボールで2失点。

終わってみれば、9対12、3時間24分の大味の試合運びでドッと夏の暑さと気怠さが押し寄せてきました。

”四球は与えるものではなく、奪うもの。”
とよく言われるものの、今日はストレートのフォアボールが大半で、奪いにいかなくても勝手にOBPが上がっていく、打者にとってはありがたい試合内容。

その昔、広島の正捕手だった達川光男さんは練習試合でわざとフルカウントにしてからフォアボールを出し、無死一塁のシーンを作る温習を行っていたそうで。

公式戦でそこまで考えてピッチングを組み立てていたとは到底思えず、コースを狙い過ぎたのか、指先の感覚に違和感を感じたのか、足がつり気味でバランスを崩したのか。

際どいコースを狙う→ストライクが入らない→四球は悪→ストライクが欲しい→置きに行く→ポカーン

まるで映画『シャイニング』の巨大迷路の様に、投げれば投げるほど迷い込んで行く。

今日の試合を見る限り、投手にとって四球は失点につながるエラーであり、試合を摺砕くプレーだとはっきり明示されました。

大量失点は全てフォアボール絡み


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