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夏コミ申込み、chatGPT、シン仮面ライダー感想、R&R222、223号ゆうこや記事等々

3月初め、夏コミ(C102)に三龍戦騎団にて申込みしました。
当選したら、「永遠なる星のトランセンダーズ」制式版ルールブックを発行したいですね。追って経過を書いていくので、よろしくお願いします。

試製版はすでにコピー本で以前発刊しましたが、改めて説明しますと、本作は、PCがAI無人艦隊なTRPGです。


各星系の文明を救うため、銀河系を旅しつつ、惑星掃討獣艦隊と戦ったり、文明を育成したりする、スケールの大きな宇宙SFものです。

文明育成AI艦隊TRPG 永遠なる星のトランセンダーズ 公式サイト↓
http://mitsuryu.sakura.ne.jp/towanaruhosi/towaindex20220421


●chatGPTに触ってみた

で、AI艦隊TRPGを作っている都合上、いま話題のchatGPTに触ってみた。

たしかに評判に違わず、こちらの質問に自然な回答をしてくるので、びっくりした。異種の知性とのファーストコンタクトのような感覚すらある。

ただ、何かを調べさせると、平気で間違いやウソを回答してくるし、入力した情報は学習されるという話もあるので、仕事がらみのテキストを覚えさせて何かを出力させることは出来ない。

キャラクターを演じたり描写したりも出来るので、TRPGのPLをしてくれないかと思ったりもしたけど、ルールを読み込ませると法的な問題になるだろうから、駄目であろう。

なので個人的には、毎日使い倒すほど革新的に生活が変わった、というほどではない。
たまに起動しては、SF創作の悩み相談相手として使っている。
その範疇では、なかなか反応がよく、いいアイディアを出してくる。


chatGPTくんにSF創作の用語を考えてもらった

試製版トランセンダーズで「艦隊知性」としていた単語が気に入らないので、代替案を求めたところ、レギオンフォームという単語が良すぎたので、採用してしまった。
「ガメラ2 レギオン襲来」や「われらはレギオン」(ハヤカワ文庫)好きな私の好みを、読んでいるかのようである(笑)。

「日経サイエンス」2023年5月号がchatGPT特集だったので、さっそく買って読んだ。
生成系AI全般の開発経緯や概念を説明してあって、面白かった。


chatGPT本人に、特集記事が組まれている感想を聞いてみた。


chatGPT特集記事についてchatGPT本人に聞いてみた

科学と、科学コミュニケーションについて好意的なようで、微笑ましく思った(笑)。大したものだなあ。

共通する基盤モデルを使っている画像AIにも少し触っておくか、と思い、ステーブル・ディフュージョンでも少し遊んだ。
生成した画像はアップしたりはせず、公開予定もない。

試しにワイバーンエレメント表紙っぽい絵を描かせようとしたものの、「ガス惑星の空」というプロンプトを入れると、
執拗に、ガス雲に浮かぶ木星っぽい惑星を描いてきて、微妙にずれている(笑)。
また、ドラゴンも、翼や足などの構造を理解してないようで、ぐちゃぐちゃとした悪夢的な絵になった。

大規模言語モデルAIと同様、本当の意味でテキストや絵を理解しているわけではなく、膨大な量のパターン認識で成立してるっぽいなと。

プロンプト次第では、ちょっとしたラフ絵の大まかな構成案の1つぐらいにはなりそうだったが、世に言われている権利問題がクリアにならないと、生成した絵を同人誌などで使う気にはなれない。

●シン・仮面ライダー 感想

すでに2回、劇場で観賞。
仮面ライダーは詳しくないので迷ったが、観て良かった。面白かった。

人外の戦士となってしまった主人公の悩みや、戦いへの恐怖などが描かれつつ、現代的なスタイリッシュな戦闘シーンや格好いい怪人たちが次々登場し、興奮したな。
クモオーグやハチオーグが特に良かった。

シン・ゴジラやシン・ウルトラマンでも感じたことだが、初めて観る初心者にも分かるように、登場するアイテムや設定を、丁寧に、1から説明してあるのが良い。誠実な仕事だと思う。
プログラム冊子で度々、庵野監督が制作費用の回収について言及していて、大勢の人に観てもらうよう心を砕いているのだなと感じた。

●ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り

これも面白い映画だったな。

D&Dは詳しくないが、ファンタジー世界を丁寧に作り込んであり、竜人や鳥人が普通に闊歩する異世界の情景が良かった。
モンスターや魔法のVFX描写もかっこいいし、ユーモアある脚本も魅力的。

観た後、早速「モンスターマニュアル」を買おうと思ったら、見たお店では売り切れであった。
もちろんD&Dを遊びたくなったが、近くでイベントは開催されてなかったな(汗)。

動物やアウルベアに変身するドルイド少女・ドリックが、人外好きにはたまらない魅力であった(笑)。
ジャーナサンも、登場する顛末が愉快で印象的だったし、武骨な女戦士ホルガも良かった。ああいうキャラをセッションでよくやる。

環境問題や少数民族としての視点など、さりげなく現代的なテーマも入っていたが、くどすぎないのも良い。

ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ

R&R222号、発売中です。

「ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ」記事では、
PCが行ける不思議な異界「隠れ里」ルールを活用したシナリオ2本を掲載頂いております。

執筆ご担当は、よしのんさんです。
鳥や竜の舞う天空の異界や、琉球の海の異界「ニライカナイ」での不思議な冒険を、お楽しみください。

R&R223号ゆうこや記事

5月初め発売予定の『Role&Roll Vol.223』では、各ステージ対応の「開幕サンプル」を、一挙にまとめて掲載します。

開幕サンプルとは、「ゆうやけこやけ」セッション冒頭でよくあるPCたちの日常ロールプレイにそのまま使える、演出・描写テキストです。

多くのセッションは、PCの町での日常描写からスタートしますが、大江戸や琉球ステージだと、咄嗟に普段なにをして遊んでいるかRPしづらいかも? そんなときに役立つサンプル集ですね。

今回は、大江戸・琉球に加えて、一名町やひとつなの里サンプルもあります。
公式NPCも大勢登場するので、NPC描写例や、シナリオフックとしても役立ちます。

R&R誌は、物理書籍だけでなく電子版もあり、バックナンバーも簡単に入手できます。
よろしくお願いします。

●同人TRPGカタログ2023に寄稿

以前も寄稿させていただいた潮屋さんの同人TRPGカタログに、今回も三龍戦騎団作品の記事を寄稿しました。

同人TRPGを一望にできる、読みごたえあるカタログです。まずはゲームマーケットにて、お手に取って頂ければ嬉しいです。


●スターシップ打上げ感想

スペースXが、史上最大最強のロケット「スターシップ」打上げテストを行ったという。5000トンもの機体が高空に上がっていくのは、ものすごい迫力であった。

日本の民間企業の月着陸船プロジェクト「HAKUTO-R」の着陸フェイズも、注目度が高かった。
いずれも中継を見ていた。最近、とみに宇宙開発の話題が熱い。

どちらも成功とは言いがたかったが、見ていて興奮させられたし、得られたデータも多いという。次の成功めざして、頑張ってほしいものだ。


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