note〜003〜病気
コロナが流行してる中でやはり思い出すのは病気のこと。
小学生くらいの頃2、3年に一度くらいのペースで猛烈にお腹が痛くなって嘔吐をして、脱水症状からの点滴ってのが3回くらいあった。
それこそ「死ぬ!」とか大げさに叫んでた。それくらいしんどかった。身体がくの字になってずーっと寝れないくらいしんどかった。
小学三年生くらいの頃かな。そんな症状が出てきて夜中に病院に行って点滴をしてもらった時があった。その時に覚えてるのが、病気の辛さでぼんやりした頭の中、手になんか触れてる感覚だった。
仕事でめちゃくちゃ忙しいはずの親父が手を握ってたのは驚いた。子供ながらに『お父さん明日めちゃくちゃ仕事早いのに大丈夫なのか?』って思ってた。
目が覚めて父親の方を見たら「いいから寝ろ」って言われて寝た気がする。
次の日目が覚めたら母親が迎えにきてて父親は仕事に行ってた。
別にいい話をしたいとか感動する話をしたいなんて思わないけど、多分このことを父親は覚えてないと思う。
病気の話をすると「お前に良いご飯を食べさせたらその夜に吐いたことあったよな」とか笑い話をされる。
最近親父とは離れて住んでるから会えてないけど、たまーに会うと相変わらず親父の手はでかい。多分一生追いつけないのかもしれん。
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