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ZettelkastenのNotionテンプレートを公開します

こんにちは、おがくずにゃんこです。

大好評Notionシリーズ。今回は文句なしの、難易度MAXな活用方法です。


タイトルの通り、Zettelkastenという手法を用いた情報整理術です。そもそもZettelkastenとは何かについて解説しつつ、テンプレートも公開します。

実はZettelkasten✕Notionという組み合わせには先駆者がいるのですが、「読書」にフォーカスしている節があるので、私の記事ではミニマム構成なZettelkastenテンプレートをご紹介できればと思います。


Zettelkastenとは

Zettelkastenは、ドイツの社会学者であるニクラス・ルーマンが愛用していたメモの技術です。彼は「社会システム理論」という難解な理論を提唱しましたが、この理論は現在の社会学・心理学に影響を与えています。

難解な理論を提唱した学者が愛用していたZettelkastenをマスターすることで、あなたも複雑な理論を提唱できるようになるかもしれません。私もこの手法によって、「1つのテーマ」について調べ物をするときの効率が上がりました。

ルーマンが活躍したのは20世紀のため、まずは紙でのやり方を解説します。なお、本記事で紹介する手法については以下を参考にしています。

この手法のキーワードは、「アイディア同士を関連付ける」ことです。
関連の付け方に独自性があります。


まずは何かしらのアイディアを1枚のポストイットなどに書きます。裏付けとなるソース(出典)もなるべく記述しましょう。

今回は簡単のため、3つのアイディア(ファクト)を用意します。忘れていましたが、記載順に番号を書きましょう。

アイディアを書いたら、それらを関連付けましょう。ついでに、アイディア全てにタグ付けも行いましょう。

最後に、タグをどこにつけたかリストにまとめましょう。


Notionで作成したZettelkastenノートのテンプレート

先程解説した原理をNotionに落とし込むにあたり、デジタルならではのメリットがいくつかあることに気づきました。

  1. アイディアを増やすだけで、タグ一覧も自動更新できる

  2. アイディアのナンバリングを自動でできる

  3. アイディアが増えてもごちゃごちゃしない

自動化、一覧化がしやすいというデジタルの利点を最大限活用することで、これはもはや21世紀版Zettelkastenが仕上がったと言って良いでしょう。

まずはテンプレートのURLを公開します。使用する際は、「複製」ボタンをクリックして自分のNotionにコピーしてください。


複製するとこのような画面が開きます。

上から順番に説明します。
「タグリスト」はこれまでに作成したタグ一覧が別ページにまとまっています。もし新たなタグを追加したいときは、こちらの一覧に追加しましょう

タグリストの「新規」ボタンで新たなタグを作成

「まとめ」にはこれまでに作成したアイディア(情報)について、関係性やタグ、出典の画像が見える形で一覧表示されています。アイディアを見返したくなったら、迷わずまとめページを開きましょう

すべてを一覧で見える化


「カードリスト」の部分にはこれまで作成したアイディア(情報)一覧がまとまっています。新規でアイディアを追加したいときは、こちらのデータベースの「新規」をクリックしましょう。

急ぎのときはとりあえずタイトルの部分にアイディアを記述すればOKです。時間のあるときにタグリストを追加しましょう。またアイディアの出典は本文に記述してください。もし画像などがある場合は、「まとめ」ページで自動反映されます。

「関連リスト」にはアイディア同士の関係性を記述します。「関連元」のアイディアから「関連先」のアイディアに対して矢印が引かれるイメージです。基本的にはアイディアを新規追加した後、それと別のアイディアの関連性について、新規アイディアを「関連元」、関連する別のアイディアを「関連先」として記載する方式を取り続けるとまとまりがよくなります。タイトルや本文は、特段情報がない場合は未記入でも大丈夫です。


Zettelkastenを活用したNotionページの説明は以上となります。

作成の裏側(自動ID採番機能、タグのDB化など)を色々解説したい気持ちもありますが、そこについてはあえて触れず、あくまでもZettelkastenによるスタイルを体験していただくことにフォーカスしました。

テンプレートはあくまでも最低限の機能を詰め込んだものとなりますので、見栄え良くわかりやすいオリジナルのノートにアレンジしてみてください。そしてもし良ければnoteで紹介いただけると励みになります。それでは、また別の記事で会いましょう。



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