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わたしの詩集 4 新しい朝



朝が来ることが怖かったんだね、ずっと

明日も生きなきゃいけないんだって思うと、ぞっとしてたんだね


嘘をつくたび、心のなかでゲロを吐いて

なにかが終わるたび、自ら呼吸を止めて

あなたは透明になって

終わりの音だけを聞いていた

そういう生き方しかできなかったんだよね

よくやってきたよ 本当に


いまはもう

花束に似た愛があなたのまぶたにふり注ぐから


あなたがここにいてくれてうれしい

それだけがぼくの真実です


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