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たしかめながら話していこうね


たまには弾丸のように喋りたくて』に続いて、今回も思考の途中になってます。

でも、前回よりは落ち着いて話したいような、そんな気持ち。
今回も長いので、やすみやすみ🦭



~からだと意識のこと~


○ 入手した自転車を、順調に乗りまわしている。
行動範囲がひろがって、シンプルにうれしい。

↓ 歩いて行くには遠かったお菓子屋さん。縁の金色、ほれぼれする。

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すこし遠くにある、大型スーパーにも足を延ばせるようになった。
その帰り道、なだらかな上り坂をこぎすすめていると、自然とからだが脈々して、息が荒くなって、ふと「いまこの瞬間の、このからだにいる」と思った。

最近気づいたけれど、わたしの意識はよくからだを離れている。

「~しなきゃ」って先の予定とか、じぶんでどうにかできる範疇を超えた心配ごととか、「ああ、また○○できなかった」ってじぶんを責めることに向けられていて。
そのとき、からだは置き去りになっている。

だから、からだが発する信号をひろえない。
休みたくても、おなかが痛くても。
「ああ、いままでずっとこういうことが起きていたのか」と思った。
(わたしの所感だと、からだとこころは腐れ縁。意識は悲しいかな、うそをつきがち。)

運転していると、生死がかかっているからか、おのずと "いまこの瞬間の、このからだ" に意識が戻ってくれる。筋トレじゃこうはならない。

これは、わたしにとってはすごくありがたい。
自転車を買ったことは、本当によかったかも。
まだしっぽを掴みかけている段階だけど、そう思う。


~たべること、そしてつくること~


○ 最近は、youtubeの料理動画をよくみている。
Genと文庫食堂さんと、くまの限界食堂さんが特にすき。
あの、整えられすぎてない感じが落ち着く。
あまりにもていねいな暮らしは、きれいすぎて、正直息がつまる。わたしには合わない。

↓ Genさん。すこし癖があるけれど、はまると抜け出せなくなる。とりあえず、一度最後まで観てほしい。下町中華炒飯再現への道もすき。


○ “食”との付き合い方が変わってきた。
わたしにとって、たべることはずっと不自由なことで(話が長くなるので、別の機会に)。
でも最近になって「その時たべたいものをたべられることが、じぶんにとって大事なのでは…?」と思いはじめた。

できるだけそれが叶えられるように、作れるように、食材のストックは気持ちおおめに。
冷凍庫も、にぎやかになってきた。

カロリーが高くてもたべたければたべる。
どうせ「そんな毎日高カロリーなものはたべられません」って、からだの方から言ってくれる。
それも最近きづいたこと。


○ お菓子づくりに着手してみた。
どうしてもやるせなくて、じぶんが無力に思えた夜に、ふと「クッキーをつくりたい」と思った。
じぶんの手で、じぶんのたべたいものを生み出せたら、無力じゃないと思える気がした。

夜中にお菓子やジャムをつくるひとは、もしかしたら同じような気持ちなのかもしれない。

うつろな目で、検索エンジンに【クッキー レシピ】などと打ち込むと、なかしましほさんのレシピにたどりついた。


“ぽりぽりたべれるごはんみたいなクッキー”らしい。惹かれる。
結局その日は材料がそろわず大人しくねむった。

後日、準備はととのった。
戸棚の奥で半分化石になっていた泡だて器を手に、材料をまぜる。
まとまったら生地を伸ばしていく。

"生地は薄めに"らしいけど、こちとら初心者、薄いのから厚いのまでいろいろ。社会って感じだ。
「あとは任せた」と、オーブンレンジに託す。

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じぶんで焼くと、焼きむらさえも愛おしい。
食べてみると、厚い方が香ばしさと甘さが手を取り合っていて、すきだった。
じぶんのすきはじぶんで決められるって、こういうことか、と思う。


~結びに~


○ じぶんのことが少しずつわかりかけてきた。
楽しいかはわからないけど、楽になっていく感じがある。

ささいなことだと、
・力が必要な日は、いまは味噌汁やさらさらしたカレーくらいがベスト。(固形の肉や魚、どろどろしたものは胃が「ちゃいます」と言ってくる)
・クッキーは厚めで、外側ザクザクがすき。
・つくったお菓子を友人に渡したい欲あり。
・しばらくギターを触っていなかったら、急にいいフレーズが浮かんだ。義務にしないの大事。


○ じつはここに書いたこと自体が、ほんのすこし過去のことだったりする。

この後、スマホを持たずに自転車をこいだらかなり遠くの街まで行ってしまって帰れなくなったり。
はじめてスコーンを焼いたら、どうみてもハンバーガーの赤ちゃんができあがったり。
いまのわたしの困りごとを包み隠さず打ち明ける機会があって、そしたら「聞く前から決めていた、力になる」と言ってもらえたり。


ちいさなことから、大事なことまで。
ほんとうに、話したいことがたくさん起きる。
すべては話せないけれど。
めまぐるしく状況がかわるなかで、大事そうなものはせめて、時間がかかってもいいから、たしかめながら言葉にしようと思う。


前回よりも、すこしは楽に話せたのか。
まだちょっとわからない。道のりは長い。
またの機会に◎

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