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わたしの詩集 1


朝の5時 非常階段で煙草を吸いながら
ぽろぽろと言葉が交わされて
肩がふれあって
手と手が繋がれて
ひとつの生き物になったよう


あのとき わたしたちの呼吸はひとつだった
ひとつになりたかった あのまま


たぶん魔法はとけるけど
その幸福な時間は
わたしのなかに 残りつづける
顔も名前もわすれても 残りつづける 



#詩 #創作

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