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第2回 気まぐれ日誌

本日のおはなし 「歌うことが好きな理由」


わたしは歌うことが好きだ。いつから好きだったかと言うと、小学5年生の時からだろうか・・・。小学5年生の時に合唱部に入部したのだ。少し歌との思い出を語ろうかな。(^^)

私の両親の出会いは【バンド】だ。父親は主にギター。ドラムも叩けるが近所の目もあってドラムは倉庫にしまったまま、いつも夜な夜なギターを弾いていた。母親はピアノ。音楽大学を出て普段はピアノ・エレクトーンの講師をしており、演奏会を開催したりもしている。そしてわたしには、姉・弟・妹がいる。姉は吹奏楽部に入っていたのでトランペットとクラリネットが吹ける。弟はバンドでベースを担当しているが、クラシックが好きでピアノが凄く上手い。妹も簡単なものならピアノが弾け、歌が上手い。私は歌が人より上手に歌える。そんなかんじで、うちは音楽一家なのだ。

親はわたしが小学2年生の時に離婚するのだけれど、それまでは自宅の一室がバンド練習部屋になっていて、ピアノやドラムはもちろんトライアングルやカスタネット、変な楽器が沢山部屋の中にあった。そして、毎日のように、両親のバンド仲間や近所の高校生バンドや母の友人が家に来ていたことを覚えている。

母が行う演奏会やバンド演奏で、幼稚園の頃からステージを盛り上げる係として姉と一緒にステージで踊ったり、飴が沢山入った籠を持って客席に飴を投げたりもしていた。お客さんからかわいい、かわいい、と言われていたのを覚えている。動物園での演奏が一番楽しかった。わたしには、生まれた時から音楽がいつも身近にあったのだ。

小学5年生の時、友達に誘われて合唱部に入部した。入部した理由は歌が好きだからではなく、友達と一緒にいたかったからだ。正直、合唱部の練習に行くのは面倒で嫌だったけれど、友達となるべく長い時間一緒に居たくて真面目に通っていた。それと、合唱部の先生の顔が母親に似ていたからってのも。合唱部に行くことで、母のピアノで歌っている気がして、先生が笑うと心に抱えたさみしさが紛れた。

パートはメゾソプラノだった。合唱部では、卒業コンサートのミュージカルで「豆腐屋さん」役を演じた。力持ちの海賊が、これから生まれてくる我が子を抱いたときに潰してしまうかもしれないからと、優しく赤ちゃんを抱けるようになるために街へ修行に出る、という物語。ソロパートがあってとても楽しかった思い出。小学校を卒業してからは、ほとんど歌うことはなくなった。

それから時は経ち、21歳の時。どうしてか突然カラオケにハマったのだ。19歳、高校を卒業してすぐに就職したのだけれど、母と会うようになった。大人になったから、と過去の真実を知らされたのだ。だけど、父の言い分と母の言い分が違うわけで、すごく困惑した。

どちらもお互いの悪口ばかり。だけど「育ててくれた父」と「ずっと会うことが許されなかった母」のどちらかを選ぶ、ということはできなかった。父の支えにも、母の支えにもなりたかった。かなりストレスだった。

はじめのうちは、友達や妹と一緒にカラオケへ行っていた。次第に、誰かと行くことが鬱陶しく感じるようになって、一人でカラオケへ行くようになった。フリータイムで入って、最低でも6時間、長い時は9時間歌い続けていた。狂ったように。週に1回はカラオケに行くようになった。(今でも週に1回のペースでカラオケには行くのだけど。)

次第に知人や友達に「オーディション受けてみなよ!」と言われるようになった。それで調子に乗って、ローカルなTV局ののど自慢大会に出たり、福岡までオーディションを受けに行ったりした。どちらも1次通過をするも、それで満足で(あと何か怪しいな…と感じたし)のぼるのをやめた。

バンドも組んでみたりしたけど、自分は自分のスタイルでやりたくて、よくある「方向性の違い」ですぐに辞めた。関東に来てからも、好きなミュージシャンのカラオケオフ会に行ったり、カラオケ音源を用意してライブに出たり、知人に誘われてバンドを組んでライブをしたり、野外ライブに出たりもした。

思い出はこんな感じ。とにかく歌を歌うことがやめられなかったなぁ。

なんでこんなにも好きになっちゃったんだろう?・・・それを考え出すと一晩は余裕で夜空を眺めていられるだろう。わかったことは、評価されたいのではなくただただ歌いたくて、それは気持ちよく歌えると幸せな気持ちになるから、ということ。リラックスして楽しんでいる笑顔の自分が好き、ということ。

人前で歌うと、みんなが小さく優しく横に揺れる。わたしの声で。見ている人たちの瞳がわたしに突き刺さる。沢山の人と目が合うたび『あぁ、わたしは今、ここに存在しているんだ。』と思える。

生きているんだ。

そんな気持ちになれることが、ただただ有難く感じる。そして歌いながら嬉しくて涙が出てしまう。

最近、歌っている自分が違う人のような気がしている。わたしは自分の歌声にとても励まされている。歌う自分は、自分にとって大親友のような感覚だ。『誰にも教えたくない!独り占めしたい!』って感覚。ずっと他人の気持ちを優先して生きてきたから、歌っている時だけはわたしだけの大切な時間なんだろう。友達と楽しく遊んでいる感覚。

だから、いつもカラオケに行くと帰りたくないな~って思ってしまって、夫からのメールも無視してしまうんだよなぁ。


・・・ってかんじかな??

なんかやっぱり上手くまとめられないなぁ。。(^_^;)まぁいっか。そんなかんじで、これからも歌と共に楽しく前を向いて生きていきます!


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みいけの逸品料理「車麩の照り焼き」

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生姜をたっぷり入れたお陰で、生姜焼きみたいになってしまった。でも、それはそれで美味い!!車麩は小麦粉から出来ているから「お好み焼きで米は食えんのと一緒やぞ!」と言われてしまいそうですが、とっても美味しいですよ♩(*^-^*) おためしあれ!


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みいけの絵画展「イラスト(リコリス~悲しい思い出~)」

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リコリスは彼岸花です。花言葉は「悲しい思い出」。20歳の頃に描いたのかな。私の心の中を描いたイラストです。地上ではきれいな花を咲かして過ごしているけれど、本当は悲しい思い出を心に秘めて心を開くことができない。描いてきたイラストの中でこの絵が一番好き(*^-^*)


おわり

みいけ実歩☘