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Pink Floyd ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン ロックの文句なしの傑作アルバム ちゃんと聴いたのは実は最近だったって何やってんの?

みけ子は70年代の初頭のロックミュージックの黄金期に洋楽ロックを聴き始め、人生に多大な影響を受けたクチだ。変な反骨精神とか、人気が絶大なものにイチャモンつけたりという、妙にひねくれた所ってきっとロックからの影響なんだろうと思っている💦

最初のきっかけはQueenだった。その華やかで鋭く、だけど豊かなロック的表現にノックアウトされちゃったよ。バラエティに富んだ楽曲の表現やヴォーカルの幅の広さ、ギターがハードでありながら華麗なんだよね。当時の日本の地方都市の女子中学生を虜にするには余りある音楽的魅力だった。

みけ子が洋楽ロックを初めて耳にし、心を奪われた頃は洋楽ロックの最初の爆発的発展期、とでも言えば良いのかとにかく内容が濃い、多彩な表現の音楽が多数リリースされまくっていた頃だ。それぞれのロックファンが自分のご贔屓のアーティストに入れ込み、FM番組をチェックし、かかった曲をカセットテープに録音した。音楽情報誌の発売も心待ちにしていたよ。

ちょうどその頃、絶大な人気と実力を誇っていたプログレッシブロックバンドにピンクフロイドがあった。

プログレの曲は1曲1曲が割合長い。そして次の曲との境目が曖昧で、FM番組では相当掛けにくかったのではないかと思う。

そんなFMで掛けにくいプログレの曲で、でも凄い勢いでラジオ番組の中で取り上げられていたのがピンクフロイドのdark side of the moon(日本題/狂気)だった。

みけ子がその当時、好きだったプログレバンドはキングクリムゾンだった。リーダーのロバートフリップ率いるそのバンドは、今書き直しても表現が最先鋭かつ実験的だった。歌われている内容も現代社会の矛盾を鋭く突いたもので、聴く者の心を強く揺さぶる。

クイーンだのツェッペリンだのと当時のロックファンが辿るものをひとまず好きで聴いていたが、キングクリムゾンは別格的に好きで聴いていた。

だけど世の中的にピカイチの人気があったプログレバンドはピンクフロイドだった。ただ自分は2歳年上の兄みけがそう言った王道のロックバンドのアルバムを発売される度に買っていたので、それへの反抗心からもあって兄みけが積極的に買って聴いていたアーティストは、当時はそれ程聴いていなかったんだよね。(兄みけがケチで自分が買ったレコードを聴かせてくれなかったのもある)

そんな事もあり、絶大な影響力を持っていた当時のピンクフロイドなのに、アルバムを誰かから借りて聴いた記憶はないのだ。この超有名、ロックの名盤中の名盤のアルバム「狂気」さえ実は当時聞いたことがなかった。←そんなんでロックファンだなんて言うなよな〜💦

しかし、ネットでかなり自由に昔のロックアルバムを聴けるようになってから改めてこのアルバムを書き直すと、なんと聴いた事がない曲が1曲もないのだ。わざわざ借りて聴かなくてもFMなどから全曲を何らかの形で耳にしていたのだろう。これは考えてみたら驚くべき事だよ。

そんだけ当時の音楽番組はこのアルバムを頻繁に掛けていたって事だ。

確かに、1曲目を聴き始めた直後から聴く者の心は鷲掴みにされる。音の世界に知らないうちに引き込まれているのだ。

人間が地球上に生まれてから、こうして全世界に繁栄発展するまでの長い歴史。その歴史の中で翻弄される人間。個人では抗い難いその歴史や悠久の時の流れの中の、一個人の寄る辺なさや孤独と不安感を見事に表現している。

人はなぜ生まれ、そして何処へ行くのか。そんな答えの無いことをぐるぐると考えてしまうのだ、このアルバムを聴いていると。


確かこのアルバムの曲を全てライヴステージで演奏している動画が何種類かあったはずだ。みけ子は10年ほど前にビデオテープをダビングしてもらって視聴した。たしか90年代に入ってからでディヴギルモアはすでにかなりのオジサンになっていた。しかし、そのライヴのクオリティの高さに最初に見た時はモニターの前から動けなくなった。YouTubeで探したけど、そのライブ動画は見つからなかったが。

こんな事、今さらみけ子が言ったってどうって事ない。だけど今頃だけど言いたくなっちゃうのだよ、このアルバムについては。


きっと音楽は聴いた人それぞれの思いを胸に刻んで、その人の内面を形づくるのだろうね。




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