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両親2人とも要介護だった⑲

母が亡くなり、病院との打ち合わせどおり

葬儀の場所に搬送され、お葬式のやり方や

日時等の詳細も決めました。

母は亡くなりましたが、正直私は涙など全く出ませんでした。

「やっとやっと終わった❗️本当に長かった❗️」


そう思って心底ほっとしただけでした。

後悔や自責の念もありません。

自分がやれる事は自分なりにすべてやったのです。


母が亡くなったことは施設に入っている父には

結局知らせませんでした。

父が理解するかどうか分かりませんし、

葬儀に連れてきても式で忙しく、

私たち親族の誰かが常に見守らなければならない。

父がまたどこかに一人で彷徨い出てしまっても困ります。

母が看取りの病院に転院し、

なくなるまでの3ヶ月ほどを過ごしたことで

私たち家族の覚悟も出来ていましたし

葬儀に関して病院や葬儀社とも

しっかり打ち合わせする時間もありました。

高齢で来てもらう親戚も限られており、

母の友人たちにも知らせましたが連絡の取れない人もいて、

参列者は12、3人程度だったでしょうか。

通夜はなしの葬儀だけを行う「1日葬」というやり方を取りました。

通常は通夜に当たる葬儀の前日夜は、

私と兄一家の4人で葬儀の会場に泊まりました。


葬儀社に払った費用の書類が出て来たのでご参考までに。

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上の費用は葬儀屋さんへの支払いのみです。

お香典返しはお願いしなかったので自分たちで

白松のヨーカンの詰め合わせをいくつか発注して

斎場まで持ってきてもらいました。(合計で2万円〜3万円程度)

葬儀式場からはタクシーで移動したので、

自家用車でない人の人数を確認してタクシーを手配するのと、

若干の現金も手元に用意しておくと良いです。

また、火葬場での親族の待機のための待合室の利用費が5千円でした。

火葬場で個室の待合室を使って待っている間に

それぞれ好きなものを注文する方法で

精進落としの食事と飲み物。

これもそんな大きな金額でもなく、参列者が

食べたいものを注文できるのは無駄がないしとてもいいですね。


無宗教式でお坊さんも呼ばず、もちろん読経もなく。

お線香立もなかったので自宅からお線香立てになりそうな

うつわを持参し、これも自宅から持ってきた

時代不明の小さな仏像と厨子を祭壇に形だけおいて。


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位牌も戒名もなかったけど

(お経とか意味わからないし、位牌ってなんで必要?
 日々の生活で節約しながら慎ましく暮らしているのに
    戒名に10万円単位の金額を出すのって
 まともな庶民感覚ならおかしいと思います。
 こういうことにゴタゴタ言い出す
 うるさい親戚がいなくて本当に良かった)

それでも簡素で心のこもった必要十分なお葬式だったと思います。


そして薄情な娘(ワタシ)は

「墓なんていらない。散骨しちゃえ!」

とか(本気で)無茶苦茶を言ってましたが 

長男である兄が少しはまともな思考の持ち主だったので

兄の住む場所から近いところに墓所を確保し、

後にその墓所に納骨しました。

(コロナの影響もありましたが、遠くて行きにくい場所なので
 私は納骨以来墓参りには行っていません。
 両親は本当は仙台市内に墓所を購入していたのですが
 維持しきれなくて手放しました。)

介護でもうイヤというほど母の面倒は見たので

亡くなった後の現在はもう母のことは考えたくない、

というのが正直なところです。

それだけ、私や私たちの家族は介護が大きな負担でした。

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↑母はここには写ってないですね。後ろにいる3人が兄一家です。


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