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彫刻家・山中環さんの作品展に行く

県南の地で石を素材にした立体作品を制作している、山中環さん。彼の作品を初めて目にしたのはもう10年以上前になるのかな。

石の素材感を存分に活かした、立体作品は多岐に渡る。抽象作品や額装作品、装身具まで。カタチの面白さや斬新さが際立つ作品が多い印象だ。

そして「作品」って感じの気取った物ではなく日常の中に活かして使えるもの、使いたいものが多くて、見るたびに良いなあと思うのだ。

山中さんには以前、シェアハウスの表札をオーダーした事がある。石の素材感が存分にいかされ、風合いもあって長く愛用したい。そんな素晴らしい、唯一無二の表札が出来上がって来て大感激だった。

美しい黒い石は「伊達冠石」(だてかんむりいし)、
艶のある石材の外側がざらざらした褐色の泥(硬いクッキー状)で覆われた、
非常に珍しい石材です。

そんな山中さんの作品展。最近は個展の開催期間と観に行く機会が上手く噛み合わず、しばらく行っていなかったように思う。それが今回、仙台の街中での作品展ということで、久々に見に行けました💖

写真、下手クソですが山中さんの石の作品、ご覧下さい。

ここ最近の作品の中で、特筆するのは樹脂の中に天草木目石を封じ込めた「ジュピター」のシリーズかと思う。天草木目石(あまくさもくめいし)は、元々は高級な砥石として使われていた石材だが、そのまるで木目のような特徴的な紋様を活かした作品を数年前から山中さんは制作されている。小さな透明な樹脂の中に浮かぶ、宇宙空間の木星のような石。樹脂と不思議な木目のある石が組み合わされ、こんな不思議で奥行きのある造形が出来上がっている。作品の向こうに宇宙が広がる。

みけ子が今回その山中さんの作品展を見に行けたのは、会期終了の前日だった。久しぶりに山中さんご自身ともお会いできた。多数の作品を眺めて、小さなお香立てに惹かれてしまった。石の質感を活かしたお香立て。値段もリーズナブルだし、家に帰っても頭から離れない。

と言う事で結局、最終日にまた観に行って購入を決めてしまいました。

作品の良さがちっとも写真に表現されておりませんが💦

どこに置こうかな。シェアハウスに置いてみてもいいな。自然な感じで小ぶりだけれど、大きな存在感。地球に生まれて気の遠くなるような年月を経て、そしてここにあるという揺るぎない事実があるからかと思う。

仙台での作品展は既に終わってしまいましたが、山中さんの作品はネットでもご購入いただけます。気軽に入手出来るお値段のものもあります。一生モノのお品が手に入りますので是非ご覧下さいませ♪  ブログはこちらから。




↓ヨーロッパに行った時に見つけた、逆輸入品の伊万里錦手。華やかな絵付けが食卓を彩ります。


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