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ブルーシートのあの青い色が気になって仕方ない

つまりは嫌いなのよ、あの色。目に入るとガツンと迫って来るようなキツイ色。風景に馴染まない色、違和感ありまくり。ずっと見ていると内面がイラついてくる感じ。どうにかならないかと思う。

ブルーシートというと、屋外での行事の時に地面に敷いたり、屋根の雨漏りを応急処置的に守る役割がある。後は何か事件があったときによそからの視線を遮るために張り巡らす、目隠しの役目。お花見の場では咲き誇るサクラの花より、地面のブルーシートが目立っていたりする。あの「防水性のある人工の布状のシート」がすでに一般名称として「”ブルー”シート」って呼ばれるのも、理解はできるけど全く納得は行かない。

ブルーシートのあの青い色は、よく屋外で使われているポリバケツの色とも似ている。刺激が強く馴染まない色。青い色の中でも落ち着いたトーンではなく、水色っぽい色で自然の中ですごく浮いちゃう。その色の物だけ突出して見える。風景の中で目立つのがいい?どうして目立つ必要がある?

「ザ・ポリバケツ」って感じの
実によくあるタイプのポリバケツ

自然の中での「青い色」って空の色や海の色がある。どちらも風景の中で広い面積を占める色だけど、両方とも気体や液体が光の反射でそのように見える色な訳で。その色を真似て作ったベッタリとした絵の具や塗料や物質の色とは性質がまるで異なる。目に入った時に威圧感とすごい違和感を感じる。

もっと風景に馴染みの良い、目に優しい色の製品が一般的にならないものだろうか。そのブルーシートも探せば他にも色がないことはない。黄緑色だったり深緑、またはシルバーとか。でも大きさや種類は圧倒的に「ブルー」が突出していて、自分が使っても気にならない色の深緑やシルバーはかなり大きなホームセンターとか量販店で探さないと売っていないようだ。数や種類で圧倒されたら、消費者はそれを選ぶしかないよね。

つまりは「作る方の都合」なんだろう。作る立場の人が、あまり良く考えずにあの明るい水色っぽいトーンの青を採用してしまった。こう言うと差別とか言われるかもしれないが、きっと企画し製造した人は男性だろう。性差として見分けられる色の数が男女でかなり違うと聞いた。男性は細かい色の違いがよく分からない?みたいだ。(色彩などという)細かいことをスルーして大雑把でもひとまずのゴールを目指す。一刻も早く役に立つ製品を作り、手に取りやすい価格で世の中に普及させる。それがダメでは決してなく、むしろ推奨される事なのだけれど。(みけ子もどちらかというと、このタイプね💦)

色をどうするか、どんな配色にするか。そんなこと「どうでも良い」と思う人が大多数を占めるのだと思う。色などどんな色を使っても大勢に影響はない。確かにその通りである。でも、それで良いのか?目にキツイ、刺激のある馴染まない色をずっと目にしていると、気持ちがざらついてこないか。何に関しても雑な感覚になってしまわないか?色なんて二の次三の次、って言われればそうなんだが。だけどそんな雑な感覚の世界に、自分は居たくない。

ガードレールだって白から焦茶に変わって来ている時代だよ。

日本人はキレイなものに敏感であるが醜いものに鈍感だ、というどなたかの発言を聞いたことがある。確かにその通りだろうなぁと思うわ。



↓渋い色合いの蒔絵で扇面柄を施した、菓子器です。お菓子を盛ったり、小物入れにしても似合います。


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