「中学・高校丸ごと金沢市へ、って…」

報道をきいて「何もそこまで」と思ってしまわれる方々がおられるかもしれない。が、そういう方々がもしかしたら想像もつかないのかも?と気がついたのが
「高校生を家族らがクルマで高校まで送迎している」
という事実。もちろん地域性がある。
14日時点で断水はおろか、車で出はいりできないいわゆる「孤立状態」がまだあることが、今回の特徴。そうでなくても「親がクルマ走らせられないために高校生が高校に通えない」なんてまったく思いつかない(という、子どもが鉄道バス徒歩通学できている)方がおられて当然だと、気がついた。ここ何日かの報道で、この点を言及している報に私はまだ接しない。たとえば三宅島・福島県浜通りの全住民避難のような状況ではない(そこまでには見えない)ので「なんで高校生が? 何もそこまで」と思ってしまわれる方々がおられて、当然。
なお、鉄道の部類がゆいレールしかない沖縄県高校生は、圧倒的多数がこの送迎によるクルマ通学。

辰巳浩ら(2020).『 児童・生徒の学校・駅・塾までの車による送迎実態に関する研究』.土木学会西部支部研究発表会講演概要集.(関連;
http://www.tec.fukuoka-u.ac.jp/tc/labo/koutsutoshi/Research/R_picture/2019/2019PT_Kid_Picup_Car.pdf

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