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夫婦で歩くプロヴァンス歴史散歩#36/クローズ・エルミタージュ01

https://www.youtube.com/watch?v=eqNb5aHIf6I

夕方5時半ばを回ってSNCF/L'Hermitage-Tournon駅に降りた。小さなフランスの田舎らしい駅だ。
外へ出ると目の前にドクター・ポール・デュランAv. Dr Paul Durandという通りがある。通りの向こうに教会の尖塔が見えるのが目印だ。この道を100mほど歩くとAv. Jean Jaurèsという道にぶつかる。今夜の宿泊先はその右側のホテルFac & Spera Hôtel et Spa(1 Avenue Dr Paul Durand Avenue du, 26600 Tain-l'Hermitage)である。
http://www.facetspera.fr/
入口はAv. Dr Paul Durand通りの方にもあった。チェックインの時に「jardinかRueか?」と聞かれた。jardinは中庭を向いた部屋らしい。Rueで、とリクエストしたら3FのDr Paul Durandを向いた部屋だった。
「中庭の方がいいかしら?」嫁さんが言った。
「今夜だけだから」僕が荷物を解きながら言うと不満そうな声を上げた。
このホテルを初日に選んだのは、駅から近いこと、それとディナーがあること、からだ。
ディナーは7時からだったので、ちょっとだけ外に出た。前はパン屋BOULANGERIE-PATISSERIEだった。Notacha&Patrickという名前が出ていた。その隣はPIZZA屋、ALLOPIZZAと看板にあった。
携帯屋とパン屋の間を入ると、駅から見えた尖塔/教会辿り着いた。
テイン修道院教会Église du Prieuré de Tain(1 Pl. de l'Église, 26600 Tain-l'Hermitageという。クリュニー修道会の教会らしい。入り口に二人の王と王女の銅像が飾ってあった。
「フランス国王シャルル5世とジャンヌ・ド・ブルボンが此処で結婚式をしたそうだ。1350年だ」
「入れるのかしら?」
「ドアは閉まっているが・・」

隣は小学校だった。子供たちの姿はない。その前に観光センターOffice de Tourisme Tain l'Hermitage(6 Pl. du 8 Mai 1945, 26600 Tain-l'Hermitage)が有った。https://www.ardeche-hermitage.com/en/
「夕方はやってないのね」
「明日また訪ねよう」
観光センターの間を抜けてそのままローヌ川へ出た。何回も車窓から眺めた川筋だ。
「大きな川ね」嫁さんが言った。
少し左側に立派な橋が架かっていた。ギュスターヴ・トゥルティエ橋Pont routier Gustave Toursierという。
「明日はあれを渡る。泊まるのも向こう側だ」
「ふうん・・あら」歩いているうちに嫁さんがレストランを見つけた。
Restaurant Le Quai( Rue Joseph Peala, 26600 Tain-l'Hermitage)
「今度は入れるかしら?」
https://chabran.com/pages/le-quai
「ワインだけでいいか聞いてみよう」
ガルソンは肩を竦めてOKしてくれたので、ローヌ川に面したそとのテーブルに座った。
ワインは白を頼んだ。ドメーヌ・デ・ルミジエールDomaine des Remizieresのエルミタージュ・ブラン・キュヴェ・エミリーHermitage Blanc Cuvee Emilieだった。

「んんん。なかなか尖がった選択だな・・食事もいいかもしれないぜ。きっと」
簡単なディップスとフロマージュを出してもらった。
今回はアタリ!の店が多いかもしれないな・・そう思った。


無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました