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夫婦で歩くシャンパニュー歴史散歩1-1-1/はじまり

長女がロンドンへ出かけた。お土産はOXFORD RYEの三年物とBBRオリジナルのシャンパンだ。
ウィスキーはあまりの凄さに、毎日頂いてあっという間に半分になっちゃった。
んんんん~「まだ半分なのか」「もう半分なのか」

シャンパンは嫁さんへのお土産だそうだ。
「ロンドンにあるBB&Rという酒屋が作ってるシャンパンだ」と僕が説明すると不思議な顔をした。
「だってシャンパニューで作らないとシャンパンと言えないんでしょ?ロンドンならスパークリングワインじゃないの?」
「ん。例外はある」
「それがロンドン?」
「いやロシアだ。Sovetskoye Shampanskoyeというのがある。シャンパンコスエってロシア語のシャンパンだ」
「いいの?それ?」
「もめてるよ。レフ・ゴリツィン公という人が19世紀の初めに作った発砲ワインでね、最初からシャンパンコスエを名乗ってた。
シャンパニューの組合が「俺たち以外はシャンパンと言うな」と言う前からだ。ロシア側の言い分としては「今更いうなよ」という話だ」
「飲めるの?」
「ん。飲める。でも呑むようなものじゃない。飲む理由はない」
「ふうん。このBB&Rはそこのシャンパンなの?」
「違う違う。テタンジュの南にある地区で作られた純正のシャンパンだ」
「ふうん」

「BB&Rはロンドンにある最古の酒屋だ。17世紀からある」


「ふうん」
「ふうんって・・行ったよ。20年くらい前に」
「おぼえてない」
あ・そ・・

無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました