猫田による猫田のための、きらいな食べ物。
きらいというよりも、
苦手というのが正しいかもしれない。
美味しいけれど感情的にのみ、
食べたくない食べ物というのは、
長期的に考える時に限っては、
特に思い付かない。
短期的にはいくらでもある。
今は朝食後…そうだな……。
こってりラーメンとかは食べたくないかな。
なのできらいな食べ物と言いつつ、
私は苦手な食べ物の話をします。
つい最近新たに、
きらいな食べ物を発見した。
スイーツ風を装った野菜が苦手です。
トマトゼリーとか。
かぼちゃのタルトとか。
野菜は好き。美味しい。
比較的なんでももりもり食べちゃう。
だからもう、
野菜のままで食べさせてほしい。
トマトはトマトで。
かぼちゃはかぼちゃで。
むやみに彼らのポテンシャルを
試さないであげてほしい。
得意分野で勝負させてあげて。
でもそれが世に出てるってことは、
好きなひともいるってことなんだろうな。
そういうところが人間の不思議って感じだ。
しかしながら、
スイーツ風を装った野菜の台頭には、
やや感謝しなければならない。
トークテーマ『きらいな食べ物』に対して、
「中華料理に出てくる虫は本当に駄目でしたね…」
「ああー…」
以外の選択肢が増えたのだから。
二度と食べなくて良いことを願う。
そうまで思えるのはあれが初めてだった。
でも食べてみないと分からないので、
食べたこと自体は良かったけれど。
詳細は割愛しましょう。
以前はきゅうりがどうも苦手だった。
きゅうりのきゅうりであるがゆえの、
きゅうり臭が本当に苦手だった。
うそ、きゅうり臭は今も苦手。
でもきゅうりが大丈夫になって、
うまいうまいと食べられるようになったのは、
きゅうり臭をさておいた美味しさがあるから。
きゅうりはパリッと食感が美味しい。
塩もみのきゅうりにバリバリかじりつくのは、
また格別に美味しい。
ビールは喉で飲むって聞いたことがあるけど、
その感覚は全く理解できていない。
だけどきゅうりを食べる感覚はたぶん似ている。
きゅうりは歯で味わうものだ。
※あくまで個人の感想です。
ある個体に対して、
好きな部分を見ることができれば、
個体そのものを好きでいることができる。
それはなんだか万物に
応用できる気がしますね。
でもこれは残念なことに、
嫌いにも同様のことが言えることで。
結局何も解決しないのである。
好きな個体をを増やしていく、
そういう方向で生きていきたい。
でもスイーツ風を装った野菜と、
中華料理の虫はもう、
勘弁してほしい。
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