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『青春を反芻するということ』

青春時代とは、いつか。

躊躇せず好きなことだけに時間とお金を使い、心を豊かにするものへのアンテナを高く保っていられる時期。

恋愛、ファッション、音楽、映画、アート、旅。

映画や文学の世界では中学・高校生を中心とした10代の青少年を指すことが多いが、僕の場合は20代前半だろうか。


夏の田舎町の風景写真、街中でふと薫る香水の匂いなど、様々な要因がきっかけとなってフラッシュバックする。

あの頃の部屋、あの頃の友達、あの頃の恋人。


決して現在の暮らしが充実していないわけではない。

それでも僕はこの青く若々しい日々を思い出してセンチメンタルな感情になる時間を大切にしている。

孤独を感じたり、何か上手くいかないことがあった時、時折過去の想い出を反芻することで、喪失や孤独に向き合う手助けをしてもらう。

そうしてノスタルジーに浸った後は、つかえが取れたように清々しい気持ちで今を見つめ、いつかノスタルジーに感じるはずの思い出を作り続けるために歩き出す。

「過去」は「現在」に繋がっている。

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