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しつもん3 あなたが両親を選んで生まれてきたのだとしたら、その理由はなんだろう?

また難しいテーマがお題にあがりました。例文に掲載されている文章を読んでいるだけで涙が出て来てしまいそうです。

「この親のもとに生まれてよかった」って思えることを5つあげてみよう。

1 決して裕福な家庭ではなかったのに、浪人生活までさせてくれた上、
学費の高い東京の私立の大学に通わせてくれた。

2 本にはお金を惜しまなかった。
 本人自身が本の虫であったこともあるが、本に対してはお金を惜しまず、どんな本でも買い与えてくれた。

3 自由に旅行させてくれた。
 小学生時代から青春18切符を使って鈍行列車での一人旅を許可してくれていた。

4 うつ病の私に理解を示してくれた。
 うつ病は実際の肉親であっても理解を示してくれる人は少ないと聞く。事実私はうつ病が原因で離婚している。それでもうつ病と言う病気に理解を示してくれた。

5 常に私を励ましてくれている。
 私がいじめられている時代であっても、仕事で苦労しているとき、病気で苦しんでいる時、常に私を励ましてくれている。


あなたがご両親を選んでこの世に生まれてきたとしたら、その親を選んだ理由はなんだろう?

 「実家が太い」と言う言葉がある。出自の家庭が裕福で両親からの援助が多額に得られて、生活に苦労しない家庭を指すと言う。決してそんな家庭では無いはずなのに、何一つ私に苦労をさせる事をしないで育ててくれた。

 ほんとうに苦労せずに育ったと思う。もちろん、学校でいじめられた時期もあったし、順風満帆な子供時代ではなかったかもしれない。それでもとても愛情をかけられて育てられたとの思いは強い。

 幸いにしてまだ両親ともに健在だが、老い先短い日々。両親の田舎とは離れて私は今暮らしている。全然親孝行が出来ていない。私が今出来る親孝行は何だろう。田舎に帰って、両親の老後の世話をする事だろうか。

 田舎に帰るのは1年に数日しかない。仮にあと10年両親が生きるとしても、トータル会う日数は50日程度だろう。もう残された時間は少ない。

 親孝行がし足りない。そう思える程ほんと愛情をかけて育てられたと思う。その愛情があったから、私は今の両親の元を選んで生まれてきたのだと思う。

 ほんとうに感謝しかない。私を産んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。

 立派にはほど遠い人生かもしれない。孫の顔を見せてあげる事も出来なかった。全然親孝行出来ていない。何も出来ていない自分に忸怩たる想いがある。何も出来ないが、ほんとうにありがとう。

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