「愛してる!」を2回観に行った話 環境と心理


マジでお世話になってます。
最近は気持ちが秋の空状態で参っていたのですが、こういう時こそ周りに感謝しないといけないし、助けてもらえる嬉しさと申し訳なさをギシギシと噛み締めておりました。ありがとう。ただいま。

今成さんが出てるから観た映画「愛してる!」、内容把握だけなら先日感想を書いたオンライン試写の機会だけで良かったと思いますが、今成さんの出演を抜きにしても「愛してる!」そのものに惚れてしまったことで、なるべく永くこの作品と過ごしたいし、現場特有の再現性のない空気感、同じものを共有する場の匂いを体感したかったし、スクリーンの質感で感じるものもあるだろうと思ったので試写に留めず映画館にも足を運びました。史実は後で読めるけれど、その場の匂いは読み物から得られないからね。

映画館はいつ行こうかね、と思っていたところに劇場公開2日目の10月1日に主要出演者と監督の舞台挨拶回の報せが。登壇するどのキャストのファンでもなく単に作品が好きな私が2度目の鑑賞として舞台挨拶の機会を手に入れたのであります。そしてその翌週、一回目の舞台挨拶の興奮をガンプロ板橋大会で今成さんに伝えた少し後になんと今成さん登壇の舞台挨拶回が決定。結果として2回の現地観賞を舞台挨拶つきで楽しむことができました。おら関東に来てよかった。(恋の町サッポロ産まれ)

10.1舞台挨拶
乙葉あいさんの可愛さに撃沈
10.8 2回目の舞台挨拶
ゆめぴ、レスラーらしい舞台挨拶と映画トークでお客さんの心をガッチリ。


年齢指定作品の特性上、劇場に足を運ぶ客層も気になってはいましたが、そもそも公開している劇場であるヒューマントラストシネマ渋谷自体がアングラなビルでも場所でもないので、2回とも歪んだ空気感や偏った客層であるようには感じませんでした。お席の座り心地がとても良いし通路が広いので快適。

観賞機会に舞台挨拶回を意図して選んだことも私の好みで。どのカルチャーでもそうなのですが、私はモノを作っている人の話を聞くのが好きです。いわゆる“中の人”の苦労話や創作の工夫の話、会社経営してる方なら経営に関するお話とか、プロレスでいうと煽りVの作られ方とか。最近だとWrestleUNIVERSEの番サム(大会ビジュアル、番組のサムネイル)制作手法を作り手の方から聞けたAdobeの番組も楽しくて。

話を聞くことが好きな理由は自分が物作りや経営をしたいとか映像を作りたいからではなくて、好きなものの骨組みがわかると深いところで愛せる感じがするからです。好きなものを横からも後ろからも観て感じたい。好きな人の好きな音楽を知りたいみたいな感じです。知らんがな。

キャストに会いたいからというよりは好きになった作品を共につくられ方(出演者、スタッフを含めた作品の中の人)の想いを直接聴ける機会として舞台挨拶を享受出来てとても幸せでした。

ryuchellさんの話し方に頭の良さが出ていた一回目の舞台挨拶も白石監督が一番の変態であると分かったハードコアな二回目の舞台挨拶もそれぞれに面白かったです。
スクリーンで観る映像の繊細さの気づきもあったし、何度見ても楽しい。女の子3人のシーンで救急車のサイレンの音が入っているところが好きです。

作品を観た回数はオンライン試写を入れて計3回。
何度も観ることの良し悪しはわからないけれど、観る日によって自分の心のコンディションが違っていたので、感情の揺れるポイントが都度変わっていったことが自分の心のことながら面白かった。

特に3度目の観賞ではそれまで泣かなかったクライマックスのシーンで泣いたり。その時に気にしていることや悩んでいることに引っかかるポイントがあると同じ作品を観ているはずなのに違う体感があることを実感しました。私もちゃんと愛されているはずであるし、そう思うことを諦めないでいたい。相互であることを信じていたいなと思いました。きっとね。

4回目の観賞機会もなんとか作って、なるべく永く「愛してる!」と過ごしながら私の心の変化と作品の相互関係を楽しみたいなと思います。舞台挨拶行けて本当に良かった!

それではまた。
愛してる!を愛しすぎてる女より。

私がニコニコで暮らせます。