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【12/18】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『人間を売る(下)』
12月18日のウォーキングコース
若宮大通(17:35)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:15)
さすがにこれからは寒くなるので、地下鉄の出口を出たらコートに皮手袋の完全防備です。
黒岩重吾著『人間を売る(下)』を読了しました。amazonで注文して、さあ明日から読もう、と裏表紙を見たら・・そこにはすでに下巻のあらすじが書かれてました。ネタバレになるのでここでは説明しませんが・・意外とカタルシスのある(?)結末になっててホッとしました(笑)
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野心を持つ男に誘導されて、女は仕事をとるために体を提供することを全くいとわなくなります。あくまでそれは女性の判断というか意志ですることです。男は『汚れ仕事』を女性にさせながらそこに「共同経営者」として参画して実質上のオーナーになる、その実績を盾にしてサッシメーカーの重役のポストに就くのを目指して着々とことを進めていきます。
その一方で、過去に婚約破棄をさせられた相手の女性に偶然出会ったのをきっかけに、仕事上の私憤もあったので粘着したり、弱みを握って脅すようになります。まあ、仕事が順調に進んでることからおごりもあったのでしょう。男の女性関係の乱れぶりは相変わらずで、結局主人公の女性とも関係を持つようになります(まさにハーレム!)。しかし最後はその人間性を図らずもがな暴露したため、関係を持った女性全員からしっぺ返しをくらんんですがね(苦笑)。
解説では、『人間を売る』の「人間」とは、即物的な「人体」ではなく、「人間性」とか「魂」のことだろうと評していました。なのでここに描かれているのは、成功のために『魂』を売った人間の末路はどうなるか、を示唆し描いたものなんでしょうね。そう考えると思ったより考えさせられる作品だったなと思いました。
いやあ、面白かったです☆
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