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【8/14】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く~夏樹静子ミステリーを読んでみた

8月14日分のウォーキングコース
若宮大通~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前

 明日は台風が来るみたいです。今日の夕方までは何とか天気が持ちこたえたので夕方ウォーキングできました☆ 

 女性ミステリー作家の大御所、夏樹静子さんの昔の作品をゲットして読んでみました。
 『蒸発―ある愛の終わり』かの女史がミステリーを書き始めたころの作品で、ミステリー2作目だそうです。

 タイトルにある『蒸発』は昔流行語というかよく使われてました。当時子供だった僕でも覚えてるくらいです。「失踪」の言いかえなんですが、誰かがいなくなってしまったときに「あの人蒸発した」なんて冗談で言われてたの思い出します(^^♪

 時代は1971年(文中に年号記載がありました)まだ山陽新幹線が開通する前の東京と福岡が舞台になります。なので大阪~福岡間は特急や急行が走ってる頃ですね。ここでミステリーの王道、松本清張や西村京太郎ばりの「時刻表トリック」が出てきます。これも当時を象徴してて興味深い。

 ストーリーは今読んでも矛盾や破綻なく読めるさすがの出来栄えです。結局3人が殺害されるという結構凄惨な事件なのですが、読んでても最後まで犯人が分からなくてラストになって「そういうことね」と一人で納得してました。

 書評では、主人公の男性に対して冷ややかな意見が多かったです・・ネタバレになるのであえて触れませんがちょっと自分勝手すぎるかなと(苦笑)。

 いつも読書は通勤の地下鉄の中なんですが、今回も通勤で地下鉄に乗るのが待ち遠しいほど面白く読めました。こういう作品を発掘すると嬉しいですね☆

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