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【6/4】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く「積木の箱」(三浦綾子)

6月4日のウォーキングコース
若宮大通(17:33)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:15)

 孫から移された?風邪がなかなかよくなりません。熱はないのですが、鼻水と咳が止まりません。なのでウォーキングは可能なんですが、しばらくやめておいた方がいいのかなあ?

 
 このところ、松本清張、黒川重吾、笹沢左保ばかり読んでましたが、全く毛色の違う「積木の箱」(三浦綾子)を読了しました。
 この作品は映画化もされてて、昔それを観たことがあって、その後40数年ぶり(?)に小説を読んでみたわけです。

 映画化作品を観たのでストーリーは大体頭に入ってたんですが、思春期の中学生男子の成長物語が当時の地方(旭川市)を舞台に描かれています。父親の2号(妾さん)が娘として同居しているという異常な状況を知った男子の心の揺れを作者が女性ならではの視点で見ているところがいいですね。結末は個人的には残念でしたが・・
 というか、そもそも小説を読む前に観た映画が当時中学生だった僕にはとてもショッキングで今でも印象に残ってました。今にして思えば、増村保造監督の大映映画ってインパクトが強いのが多かったので当然と言えば当然ですが・・

 主人公の姉(実は父親の妾)役の松尾嘉代さんが原作にピッタリの役でとても魅力的だったし、主役級の若尾文子さんが脇役という豪華さ、また小説ではメインの先生役が緒形拳さん・・。当時の僕の印象では、緒形拳さんと言えば『赤い激流』(水谷豊さんの「英雄ポロネーズ」)で誰もが嫌う父親役を演じて殺されたのと、『必殺仕掛人』の藤枝梅安のイメージしかなかったけど若いころはカッコよかった(笑)。

 ただ、映画では尺の都合で主人公が中三男子でしたが、小説の方は私立中学の先生の方にスポットが当たってました。僕も私立の中学校に通ってたので何となくわかる面もありました。ちなみに、一瞬だけ「中学か高校の先生になろうか」と考えたことがありましたが、先生になるとしたら私立の学校しか考えられなかった(!)ので早々にやめましたね(苦笑)。

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