見出し画像

【11/18】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『翳りある微笑』

11月18日のウォーキングコース  
名古屋駅ミッドランドスクウェア前(17:37)~笹島交差点~~納屋橋~伏見~栄交差点~大津通南下~若宮大通(18:21)

 今日は朝出かけるときに雨で、夕方からまた降るといわれてましたが・・名古屋駅に降り立ったらやはり小雨でした。仕方なくまた傘をさして歩くことにして、スタート地点で写真を撮りました。毎回そうですが、雨が降ってる日は片手に鞄、片手に傘なので道中にカメラを構えて写真を撮ることができないんですね(*_*;

 過日、黒岩重吾作品の一つ『翳りある微笑』を読了しました。 
 これはamazonで中古本を検索して送ってもらったのですが、昔の中古本ならほぼ送料のみでゲットできるので便利ですね。まあ、1冊100円で購入したければ古書店を回るしかありませんが・・

 この作品は1963年10月から1964年5月にかけて『マドモアゼル』という女性雑誌?に連載されていたものです。ホテルの経営者が主人公で、彼が遭遇した4人の女性との物語からなる連作です。ただしその4人の女性はいずれも自殺したり殺されたり(!)してしまい、主人公がその謎をさぐる、という展開です。女性一人一人のキャラクターの描き方が絶妙でどんどん話に引き込まれていきます。この辺りはさすが黒岩重吾氏ですね。

 中でも3作目の「花の宿命」では、冒頭から一人の女性の視点で描かれていて、自分の夢を実現させようとしているが行く手を阻まれて苦悩する、というストーリーです。短編ですが以前に読んだ『愛の装飾』を思い浮かべるようなお話でした。悪い男(!)にまんまとつかまってしまうというお約束の展開(苦笑)。文中で描かれるのは当然昭和30年代後半なので当時の風俗に興味がある人(自分です)にとっては面白い作品だと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?