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コメ(米)不足と『百匹目の猿』に思う・・・

先週、友人とはなしていたときに、スーパーに行っても米が売っていないと聞き、その時はそんなことはないだろうと聞き流していた。

ストックしていた米があまり残っていないことでコメ不足と聞いていたので、いつものようにAmazonでコメ検索したら、ほんとうに在庫が無いことにびっくり!
いつも5~10キロ購入するが、5キロで通常の倍の価格であれば購入できるようだが、普段購入している価格帯では皆無であった。
普段購入している価格帯の商品を見ると9月末~10月末出荷と記載がある。
わたしは玄米食なので高を括り白米が足りないのだろうと考えていたが、玄米や雑穀米など軒並み在庫が無い。

どうしてこのようなことが起きるのだろうか?
ニュースでは訪日外国人観光客が日本食を食べたとか、昨年米作が不作だったとか言われているが、そもそも米食離れがありパン食や麺類に移行しているのではないか?とも言われている昨今である。

大昔にトイレットペーパーなどスーパーの棚から消えたとか、コロナ禍ではマスクや除菌スプレーが品薄で高値で売りさばいていた輩がいたことが思い出される。

人間の心理とは理解しがたい時もある。
今回も前述のニュースのようなことも要因だとは思うが、多くはニュースでコメが無いという報道を受けての普段買わない人達が買占めたり、普段定期的に買う人達もある程度備蓄しておこうという心理が働いたものと考える。

以前、聞いたことがある作り話として、『百匹目の猿』という現象があり、「ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」というものでこれに相当するのではないだろうか?
後にこの作り話は事実であるとも言っている学者もいる。

今回のコメ騒動もニュースの報道を受けてスーパーにコメを購入して一時的に棚から無くなって配送が間に合わなくなり、その棚からコメが無くなった状況を見た消費者は手当たり次第にあちこちのスーパーやネット通販でコメを買い込み、コメが無くなったように見えているだけではないだろうか?

おコメが好きな人々にとっては困るだろうが、今の世の中他に食べるものはたくさんあり、もっと言うとスーパーへ行けば食料品が溢れている訳なので、災害や戦争などで流通や生産者が窮地に追いやられていない限り、焦る必要は無いように思える。
それよりはそのような行動することが問題なのである。
相当前にある銀行が潰れると言う噂で多額の現金を引き出されて窮地におちいったこともあったようだ。

何れにしても、人間も心理戦には弱い動物であり、惑わされないように考えていきたい。

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