やまももジャムを作ってみた
6月になると、近所の公園にやまももの実がなります。その存在に気づいたのは3年前のこと。緑の葉っぱの陰に紅い実がかたまってなる様子が可愛らしく、以来毎年見るのが楽しみになりました。
一昨年は、そんな丸い実があまりに可愛いので、道端に落ちた中から比較的きれいな見た目のものを拾って食べてみました。これがまあ、見た目は可愛らしいけど、思ったより野性味のある味わいなのね。生で食べるより、ジャムやお酢で加工した方が良さそうだと思い、次はちゃんと実を収穫することにしたのです。
ところがある日の朝、脚立や傘や長い棒に長鋏と、完全防備のおばちゃん2人組が現れて、それこそ根こそぎ実を採りつくしていきました。その手際といったらお見事というしかない感じ。木の上の方にはまだ紅い実が残っているけど、そこには手が届きません。
そんなわけで食べる楽しみは、持ち越しとなり、今年も6月を迎えました。
今朝は小雨が降る中、早起きして、採りに行くことにしました。こんな日ならきっと誰もいないし、ゆっくり実を選ぶことができそう。
道端にはすでにたくさんの実が落ちています。
でも木にもまだたくさん実が残っていて、手の届く低いところから、採ることができました。
採り尽くさずに、少しだけ。
それを家に持ち帰り、小鍋でジャムを作ります。やまももには種があって、種を取り出すと、果肉はあまり残りません。裏ごしして、ほんの少しになってしまった紅紫の果肉とジュースに砂糖を加えてほんの数分、きれいなジャムが出来ました。
生だと野性味が残る味が、ジャムにするとい感じの甘酸っぱさになっていました。お砂糖を控えめにしたのも良かったみたい。
量にしたらほんの少しですが、それがまた贅沢。
初夏の味覚、はじめてのやまももジャム。どうやって食べようか、すごく楽しみです。
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