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流行病はつらいよ part1

相変わらず、道中ひと悶着に遭いながら、サンティアゴ・デ・コンポステラ🇪🇸へ戻ってきました🙌👏🎉

本来ならもう少し早めに来るつもりだったのですが、実は流行病に罹り予定を2週間延ばすことになったのです。

回復後、「どこでもらってきたの?」と知人、縁者みんなに聞かれるのですが、皆目見当がつきません。
数週間前の家族パーティーに参加していた人で私以外で罹った人もなく、外食も2度ほどしただけ。しかも、それらに関わった人達は全員、ワクチン接種を済ませています。

そんなわけで、突然、気怠さと頭痛に見舞われ、さらに鼻水が止まらなくなって寝込んでしまったのですが…

はじめのうちは、それがあの流行病とは思いませんでした。なぜなら、よく耳にする呼吸に関わる症状が全くなかったからです。
ふつうに呼吸できて、においも味も分かる。だからきっとインフルエンザだ、と信じていたかったのですが…ウィルス検査の結果は『陽性』。
しばらくお家で静養することを余儀なくされました。

「あ〜あ、外に出られないのかぁ、ちぇっ」なんて言っていられたのは最初の2、3日だけ。その後、ドカーンと一挙に体調が悪化しました。

連日、40度を超える高熱が続き、頭が脈打つように痛み、いつも軽く駆け上がっていた階段を1往復しただけで息が上がる。ただ立っていることすら苦痛になって、歯磨きもシャワーも座ってなんとか済ませる始末。ベッドから起き上がることだけでも苦難で、部屋の対面にあるトイレにも、一大決心とばかりに覚悟を決めないと行けない状態になりました。

ひどい時は、トイレから部屋への普段なら1分とかからない道のりの途中でめまいを起こし、どうにか這ってベッドまでたどり着いた夜もありました。

当然のように食欲も無くなってしまいましたが、栄養は必要です。無理はせず、果物やオートミールなど軽いものを少しずつ、水分は多く摂るように心がけました。

これまでの人生でも何度か、インフルエンザなどに罹って、数日寝て過ごすというようなことがありましたが、2日目ぐらいになると寝ているのに退屈を覚えたものです。

ところが今回は、横になるとすぐ、眠りに落ち、昼だろうと夜だろうといくらでも眠っていられました。

続く…

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