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ゆくとし

早いもので、気づけば今年も年末、大晦日。
この不肖、この歳まで生き延び、こうして書けんなりにも物書きとして方便たつき を立てて生活を、こうして居られるのも、皆様のご愛顧とご声援のお陰と――この歳の終わりに、しみじみと感じつつ、毎日の朝陽にするがごとく拝謝する日でありまして。
そして、今年は。
これまでblogもTwitterもやってこなかった老頭児ロートル のわたしが、いきなりこちらのnoteをはじめまして――不安しかなかった、私の日常の切り抜きなどを、皆様にご高覧頂いたばかりでなく。
しかも、有料記事を皆様に、しかも大勢の方に買って頂いたばかりか、投げ銭サポートまで頂いてしまうという。
重ね重ね、皆様には感謝、お礼を申し上げる以外のすべがないこの不肖です。
皆様、本当にありがとうございました!!
そして――来年もまた、テキストのお仕事を頑張りつつ、こちらのnoteで日々のつれづれを、そしてたまにまたSSなどを皆様にお届けできますように精進を足します。

不肖の、この年末の或日。
仕事先、T氏の事務所にお邪魔したさいに。お客様からのお届け物が――
「懐かしの瓶のコーラ」が。
これからワケアリのマフィアとかギャングが闊歩する街へと、彼らのところへとお届けされるその瓶コーラ……だったのですが、なんと。そのうちの数本を、不肖めにおすそ分けしていただきまして。
ありがたやありがたや。
ギャングの皆さんが、書けん苦悩で無駄に脳のブドウ糖を浪費している不肖を哀れんでくださった、この瓶コーラ。ありがたく私のぶんを頂戴し、そして……。

もうね。こんなもの頂いてしまったら。いい酒の瓶を開けるのと同じくらい、それ以上に栓を抜くタイミング、シチュエーションに凝らないとウソでしょう。かくして……

室温の瓶コーラ、その王冠を抜くときの音も楽しみつつ――
瓶コーラ独特の甘みを味わい、たのしみつつ。お気に入りのアメリカ文学などを引っ張り出してページをめくりながら、ごくり。プハー ああ~生き返るわぁ~
若い頃から、何度読み返したかわからない本。

『野性の呼び声』 ジャック・ロンドン 著 滝口直太朗 訳 旺文社

じつは――例のアメリカンなマフィアもののお仕事とは、切っても切れない関係にあるロンドン先生の作品群。その名作、名訳の美文をコーラのうま味と糖分を一緒に脳に、再び流し込む。
素敵な年末のひととき。
重ね重ねにもう一重、皆様、ありがとうございます。

そして、年末。大晦日。
おかげさまで、正月の餅も手配して、仏壇のお花とお飾りも済ませて――片付けをした、自宅の裏庭をぼんやり眺めたりしておりますと。
今年も、やってきました。毎年、冬に。小さな裏庭を訪れる、野生の鳴き声。可愛らしい客人たちが。
まずは。パンくず、米ぬかなどをまいておくと。スズメたちの群れが。

庭の小枝に、輪切りにしたミカンを差しておくとメジロの夫婦が。

ミカンをついばむヨメジロー(手前) いつも見張りさせられるムコジロー(奥)

ひまわりの種を小皿に入れておいておくと、シジュウカラたちのチームが。

肝っ玉母さんのカラ美

そこに、庭の暴君。小鳥たちを蹴散らし全てを独占しようとしていつも失敗するヒヨドリが。

庭の女帝ヒヨリーナ2世 背後に野鳥の眼光

今年の冬も、年末年始も。小鳥たちの飛び交う影、さえずりに心慰められながら過ごします。

それでは皆様、本年はまことに、本当にありがとうございました!!
皆様が、この年末年始を、そして来年新年をご健勝に、安らぎと楽しさの中でお過ごし出来ますようお祈りしております。
皆様、良いお年を――


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