結果をすぐに求めない。
来月、国家試験を終えて、4月からセラピストになろうとしている学生の皆さんにお話をする機会を頂いた。
真面目な学生ではなかったが、アホなことしている割に頑張っているといういわゆる「模範囚」として、お話ができればと思う。
どの業界でも今は速く結果を出そうという風潮があるようにも思う。
セラピスト業界も今後年収800万円なんて夢のまた夢で、500万円すら行ける人も減ってくるのかもしれないという業界。
起業セラピストやセミナー講師なんかも私がセミナーを始めた10年前に比べたら数え切れないほどある。数えたことはもちろんない。
セミナー講師が増えたおかげで質には大きな差があると思うが、それは参加するセラピストが決めれば良いと思う。
学術的な実績が少なくとも現場で大活躍している素晴らしいセラピストは沢山いるし、そういったセラピストの講義を受けることで刺激を受け、その日から受講生の中で何かが変わるのであればそれで良いと思う。
多くのセラピストにとって価値のあることができるセラピストがセミナー講師として生き残るだろうと思う。
そして患者さんや地域、社会に貢献できるセラピストが、セラピストとして生き残る時代が来るかもしれない。
様々な情報からセラピストは今後厳しいと言われている。
まぁ寝ててもお金が入る仕事なんてないし、実力主義であった方が良いと思うので、当たり前のことだと思う。
ではどうしたら良いのか?どうしたら生き残れるのか?
もう極論あなたが自分で考えるしかない。
成功者を見習うのも1つの手だ。
しかしあなたにその成功者と同じことができるのか?同じ境遇でも同じ技術力や知識力でもなく、ハングリー精神も違うのに同じことができるのか?自問自答してください。
憧れるのは良いです。それがモチベーションであなたを突き動かすなら。でも憧れてる人の活躍をあなた自身の活躍にすり替えて喜んでいても、あなたは成長しませんし。
ヒーローを応援している側にいる限り、あなたはヒーローになれないでしょう。
どうしたらヒーロー側になれるのか?そのためには何が必要なのかを考え、行動に移すしかありません。
行動していく中で、違うヒーローになれる可能性に気づけるかもしれませんし、憧れてたヒーローが実はそんなにすごくないかも?もっとすごい奴になれるかも?って気づけるかもしれません。
まぁそもそも同じヒーロー二人も要らないかも知れませんし、場所によってはヒーローが二人いることで倍以上の活躍をできるかもしれません。
その可能性を生み出すのはあなた自身です。
漫画と違って、生まれつきヒーローやスーパースターはいません。セラピスト業界には。
そういった方々は、沢山の失敗と試行錯誤。努力や継続ってことを当たり前にやりますし今もやっています。
すぐに結果が出ないことも肌身で感じています。
結果が出ないから辞めるのではなく、結果が出るまでアップデートし続け、結果が出たらさらにバージョンアップを目指す。
もっと勉強しなきゃなー
もっと頑張らなきゃなー
って考えません。今、すごいと言われるような方々にとって、そんなこと、当たり前ですから。
ということで私はもっと頑張ります。
僕は完全にヒーロー向きの顔してませんが。
終わり。