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わたしのラジオ生活。

わが家はテレビを置いてないんです。
まるで催眠術にでもかかったようにぼんやりテレビを見てる自分に気づいて
こりゃあかん
と捨てました。もう10年ぐらいになります。
テレビのない生活はなにも問題ないどころか
それはそれは快適で、気分も空間も清々しくて気に入っています。
なので一日中ラジオ生活。
radikoではなくラジオ。
アナログのラジオの、ちょっとくぐもった音が耳に心地よくて好きです。

好きなラジオ番組は
大友良英さんの『ジャズ・トゥナイト』
ゴンチチの『世界の快適音楽セレクション』(ともにNHK-FM)
関西ローカルでは
『アナログコネクション』(ラジオ関西)や
『VINTAGE HITS PARADE』(FM-COCOLO)
それから
『ラジオ深夜便』を子守唄がわりに聴きます。

昨夜は『ラジオ深夜便』でもとくに好きなアンカー、工藤三郎さんと
ファーブル昆虫館館長・奥本大三郎さんとの「深夜便ぶんか部」の日。
私は月1回のこのお二人の日をいつも楽しみにしているんです。
なんていうのかな。
落ち着いた年配の紳士が、通りでばったり遭遇して
「おや。こんなところで!お元気でしたか?」
「これはこれは。奇遇ですな。どうです?そこの喫茶店で珈琲でも…」
と、二人喫茶店(カフェじゃない)に連れ立って入り
そして交わされる静かだけれどとても豊かで楽しい会話。
それをテーブルに混じって聴く私。そんな感じ。
ほんとにこういうシチュエーションになったらいいなぁ。

ゆうべも「そうだ!今夜は工藤さんの日!」と
お風呂も早々にすませ
お布団に入って、ラジオ第1にチューニングしてスタンバイ。
ニュースを聴きながら、あー、あともうちょっとだ……というところで
寝てしまいました。

しまった!!!

ハっ!と目が覚めた時はすでに遅し。
枕元で奥本さんの
「……昆虫館ではセミの天ぷらなんかも試食しますよ……」
という声が朧げに聴こえてきて
工藤さんの「ではまた来月、よろしくおねがいします」
で深夜便ぶんか部は終わりました。
また来月。