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にほん人のお嫁さん in INDIA

わたしのTwitterには、たくさんのインド人パートナーをお持ちの方がいらっしゃいます。わたし自身もインドの方とお付き合いしたことがあります。
(残念ながら、結婚のご縁はありませんでした、、、)

インド人のパートナーと付き合っていく上で、インドと日本って意外なところで繋がっているのを感じた方もいるのではないでしょか。

前から考えていた、話したかったことを140文字では収めされないのでnoteにしてみます。

これからお嫁さんになる方そして、すでにお嫁さん(新米・ベテラン)になっている方向けに、生意気ですがわたしからのアドバイスをさせていただければと思います。

また、わたしが書く文章はすべてわたしの主観的なものです。
そして、北インド(ヒンドゥー教)の習慣を基準にしています。

インド人の結婚に対する考え方

基本的に、お家とお家が結婚する、と言う意識が強いのがわたしが見てきたインドの結婚です。(同じカーストで結婚するのもそういう意味なのかもしれません。)

日本でも江戸時代にあった、士農工商的な考え方がカーストであり、それを基準に結婚相手を決めていたお家も日本では最近まであったのではないでしょうか。

もちろん、私や母親世代になるとそんなの知らないわ!という方が多いと思うのですが、周りのインド人女性にお話を伺うとやはり、田舎の方では強いとおっしゃっていました。

家と家が結ばれる感覚、あなたはどう思いますか?

少し変な感じがしますか?それとも、あなたのお家も同じですか?


インド人の女性に対する考え方

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インドでは、女性は女神様だから大事に扱えと教えられます。

しかし、いざ家に入ると旦那さんからの家庭内暴力・モラハラ、家族からのハラスメントが目立ちます。嫁姑問題はどの国にも健在かと思いますが、インドでも同じです。
極端な例ですが、お嫁さんのことをメイドさんとしか思っていないお家もあります。

また、中流階級以上にはあまり最近見られませんが、第一子は絶対に「男の子」、男の子を産むまで妊娠し続けるなど、跡取りとなる男の子を強く望む傾向があります。

男尊女卑がぴったり当てはまるところが多々見受けられるのが、インドのお家です。

お家によるので一概には言えませんが、、、

- 食事は男性の後
- 家の中の男性が言うことは絶対

などなど、、、

男だから何を「言っても」「しても」許されることが当たり前な家庭で育った子供は大人になってもわがままなのです。

インドの家庭に入ると言うこと

インド人のパートナーとご結婚されている方々が、家庭に入る際にもっとも苦労されたことは何でしょうか?

文化ですか?ギザからお湯が出ることですか?

文化も何もかも全部が違う家庭の方々と生活するのは大変です。

親戚や家族電話をしないと、私たちのことを想ってくれていないと判断されたり、Facebook・Instagramでのいいね、コメントは電話と同様、彼らの愛情測定メソッドなのです。

遠い親戚とも仲良くするのが当たり前な国ですので、お嫁に入ったらたくさんの電話・SNSでの反応に初めはびっくりするでしょう。

言葉ができない場合は、電話を無理にする必要はないと思いますが、慣れてきたら少しずつでも10秒でも電話をしてあげると「嫁株」が上がります。

そもそも、外国人のお嫁さんに期待していることはあまりないと思うので、愛想よくしていれば問題ないのが現状です。
(流暢に言葉できるなら別)

覚えておいた方が良いマナー

インド人パートナーが、年長者の足をかがんで触りに行くのを見たことありますか?

つま先を触る行為は、「年長者の知恵を受け入れる」との意味があるそうです。つまりは、リスペクトですね。最大級です。

誰にでもやっても良いと言うわけでなく、ご両親くらいの年齢以上の方やパンディット(僧侶)なんかにします。

また、子供達から足を触られることがあると思いますが、その際は、右手で頭を撫でであげてください。とても喜びます。
Jeete Raho(ジーテーラホー:祝福を)なんかも言ってあげると、なお喜びます。

インド滞在中の服装

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インド滞在中、親世代に恥ずかしさを感じさせないため、なるべく現地の衣装をきた方が無難かもしれません。喜んでくれますし、割と快適です。

街へ行った際に、周りの人の格好をみて真似するのも手です。
ご自身の住まわれている地域を参考にしてください。

冠婚葬祭
✏️ インドでは、ご祝儀を包む機会がありますが、ご祝儀袋に1ルピーが付いています。この1ルピーは割れる金額にしないために入っているそうです。

結婚式

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インドの結婚式は、直接の知り合いでなくても参加できるものになっています。もちろん招待状はあったに越した事はないですが、なくても参加できます。(あまりオススメしない)
結婚式で食べれる食事も、主催者の宗教や方針によってなので、お肉が食べられたり、ベジオンリーだったりします。(お酒も同じです)

結婚式に招待されたら、ご祝儀は年長者が包んでくれると思うのであまり心配はしなくて良いと思いますが、身なりには気を使いましょう。

ゴールド・ダイアモンドなどをお持ちの場合は、あまりつけていかない方が無難です。帰宅中に強盗に遭うことがあるからです。

なるべく、偽物のバングルやセットをつけると良いでしょう。

お嫁さんの装いが派手またはお上品=家柄が良い

と見られます。一家の代表である気分でおしゃれしてしまっても構いません。派手にしてと言われると思うので、この機会に濃いメイクなんかも試してみても良いかもです。

花嫁さんは赤を着ますが、参加者が着ても問題ありません。

お葬式

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ヒンドゥー教では、どこで人が亡くなろうとも、一度家に連れて帰り体をヨーグルトで清めます。

体を清めてから真っ白な布にくるみ担架に乗せます。
喪主(だいたい長男)がそれを背負い、体を燃しに行きます。

お葬式の服装は真っ白なクルタが理想ですが、最近は私服で行く人も多いです。

葬儀場へ行き、家に着いたらお風呂に入る習慣があるので、必ずお風呂に入りましょう。

お家によりますが、死者が出たお家は白いものを食べてはいけなかったり、にんにく・生姜を食べてはいけなかったりと、独自のルールがあるそうです。

故人が亡くなってから4日目に、Chowtha と呼ばれる、お経をあげる儀式があります。

インドに住んでいて、絶対に覚えなきゃいけないマントラ(お経)がここで使われるので、ぜひ覚えてみてください。

Gayatri Mantra 
オーム
(宇宙の始まりの音)
ブール ブワッ スヴァハ
物質界、心の世界、因果の世界に満ち満ちている
タット サヴィトゥル ヴァレーンニャム
至高たる、サヴィトリの、実在を讃えます。
バルゴー デーヴァッスヤ ディーマヒ
究極の精神の輝き、聖なる真理を、深く瞑想いたします。
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート
かの叡智によって、我らに光があたえられ、絶対の真理を悟ることができますように。

Chowthaが終わると、ガンジス川へ遺骨を流しに行きます。
そこから1ヶ月ほど経つと、日本の49日のような儀式をまた行います。

今度は、パンディット(僧侶)をお家へ呼んで、お家の中でPooja(お祈り)を行います。

もっと詳しく知りたい方は、DMください。

まとめ

全く知らない国、全く新しい文化野中、新生活を送るのはとても勇気がいることです。

周りが理解してくれなかったりと、辛いこともたくさんあるかと思います。

でも、辛いことだけでないはず。たくさんの学び・感動・気づきがあると思うので、良いところを発見できるように過ごしてみるのも楽しいです。

辛かったらDMでお話を聞きます。私でよければアドバイス・しきたりの説明が可能です!どうぞ、あなたのインド生活をさらに円滑にするために、利用してもらえたらと思います。

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