【カイゴノート1周年!】介護についてnoteを書いた一年を振り返ってみた。

カイゴノートを書き始めて、気づいたら1年がたっていました。

書いた記事は、14本。
平均して1か月に1本のペースで書いたことになります。

節目のタイミングに、自分が考えてきたことを振り返ってみようと思います。

介護の魅力を言語化したい!から始まった

そもそものきっかけは、友達から「何で介護なんてやってるの?」と聞かれたこと。
この質問をしてもらったことがきっかけで、自分は介護について全然言葉にできていないことに気が付きました。

書き始めからしばらくの間は、介護職は「ふだんの仕事」の中でどんなことを考えているか、をテーマにnoteを書いていました。

このnoteで書いている「利用者の方の以前の様子を聞くこと」は今でも働いている中でとても好きな時間です。
ケアを考えるヒントや、今の行動を理解する手掛かりが、以前の様子を聞くことで見えてくると感じます。

介護職の負の側面と向き合う

だんだん季節が進み、冬がやってきました。

冬は介護職にとっては別れの季節。風邪やインフルエンザによる体調の悪化や、利用者さんの死に接する機会が増える期間です。
この時期のnoteは、介護職って難しいよなぁ、という切り口から始めているものが多くなっています。

このnoteは、利用者の方から暴力やセクハラを受けることが続いて、「介護職の人権ってなんなんだ…」って思っていた時に書きました。

利用者の方の生活を守るためにいるのが私たち。でも私たちだって人間だ。そんなことを考えながら書いたnoteです。

続いて、病気や年を取ることによる本人の変化と、家族の気持ちについて書いたnote。

学生の頃は、苦しい思いをさせてまで親を生かすなんて残酷だ、と思っていました。
でも、仕事をしていく中で、頭ではそう思っていても、やっぱり大切な人の死が目の前に迫った時には少しでも長く生きてほしいと思う気持ちも理解できるようになりました。

正しいとされていることや、きれいなことの裏には、その場に立ってみないと分からない汚い感情や、割り切れない思いがあることを知りました。

よりよい最期のために、私たちにできること

そんな冬の終わりに看取った、思い入れの強い利用者さんについて書いたのがこちらのnoteです。

このnoteは、特に介護の仕事をしている人から「いいnoteだった!」と言ってもらえることが多くてとてもうれしかったです。

私自身この方が亡くなることを無駄にしたくない、そのためには何ができるだろう、と考えながら書いた思い入れのあるnoteだったので、思いを持って書いた文は伝わるんだなぁと思ったことを覚えています。


春からの私は、何を考えていたのか

春になってから、私はあまりカイゴノートを書けずにいました。

大きな理由は新型コロナウイルスです。

限られた時間と人員を感染対策にも割かなければならなくなったことで、これまでと同じようなケアを提供するのが難しくなりました。

これまでは「どうやったらよりよい生活がつくれるのか」という目標にむかって走っていたのに、「感染対策をしつつ生活をキープするために何を削れるのか」という視点から仕事を組みなおす必要がありました。

生活の質を上げるために働いていたのに、どう頑張っても最低限を保つこともままならない日々。
私自身も「なんのために仕事してるんだろう…」と感じることが増えていきました。


自分でなにかやりたい、が戻ってきた9月

季節を感じることもあまりないままに、いつの間にか9月になっていました。

自転車で坂道を降りながらふと、今年度も半分終わっちゃったなぁ、と思ったときに、

あれ?私今年何もしてなくない?

と気づきました。

それと同時に思ったのは、

あ、これ今年の終わりに後悔するやつだわ

ということ。

そんな形で、カイゴノートに戻ってきました。



久しぶりに書いてみて、文字にすることで自分の考えは整理されるし、自分から何かをやっているときの方が自分のことを好きでいられるな、と感じています。
これからも、ごきげんな日々のために、noteを書いていきたいです。

カイゴノート2年目も、良かったら読んでください!








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