やっぱり、カイゴって3Kじゃないの?~みんなが知らないカイゴの世界②~
こんばんは!カイゴの仕事をしているオノデラです。
今回のテーマは、
やっぱり、カイゴって3Kじゃないの?
「きつい・汚い・危険」の頭文字をとったものである3K。
実際に介護の仕事をしているオノデラが、介護の3K問題についてどう思うかについて書いていきます!
3Kのうち2Kはあてはまる部分はある
もし今、友達に「介護って3Kじゃない?」と聞かれたら、
確かに、きついと汚いはあてはまる部分はある
と答えると思います。
体を使う仕事なので身体的にしんどいな、と思うことはよくあるし、人の排せつ物に触れることも多いので汚い、というのは納得できます。
しかし、危険…?危険ってなんだ…?
ということで、Google先生で調べてみました!
抵抗力の弱い高齢者が生活する施設では、ノロウィルスやインフルエンザなどによる、集団感染が発生しやすくなります。介護職の方自身が感染してしまうリスクもあり、常に予防が必要です。また介護を行う際は、転倒や転落による怪我のリスクも懸念されます。
みんなの介護 ホームページより
なるほどわからん。
そもそも外部からウイルスが持ち込まれないと集団感染は起きないし、病院のように風邪症状がある人が集まる施設ならともかく、持病や移らない病気を抱えたお年寄りが集まる施設で働くのが危険、というのは違くないか…?
というわけで、オノデラ脳内会議の結果、
介護職は3Kのうち2Kは当てはまる部分はある
という結論になりました!
3Kは、あなたが絶対に避けたいポイントなの?
いや2Kそろえば十分だわ!やっぱり労働環境良くないじゃん!
と思った方、ちょっと待っていただきたい。
ここで改めて考えたいのは、
あなたが避けたい大変さってきつい・汚い・危険なの?
ということ。
3Kは過酷な労働環境の特徴をまとめたものとして使われている言葉ですが、どんな業界に入っても大変なところはあると思います。
例えば、すごく競争主義的だったり、自分の仕事が誰のためになっているのか見えにくかったり、長時間労働だったり、作業的な業務が多かったり…
そういう色々な大変さの中で、介護の大変なところだとされているのが、身体的な負担が大きいこと、排せつ物に触れることがあり汚いこと、という話だと思うのです。
介護業界は3Kという言葉で大変なところが前面に押し出されているけれど、
華やかに見える業界にも大変なところはあって。
なので、「3Kって聞くからやめておこう」ではなく、色々な業界の大変さとやりがいを比較した上で、自分が避けたい大変さを正しく避けることが重要だと思うのです。
介護の大変なところって3Kなの?
もう一つ考えたいのは、実際に働く人が思う介護の大変なところは3Kと一致しているの?ということ。
もし、私が今介護職の大変さを3点挙げるとすれば、
勤務時間が不規則であること
認知症状がある方に関わる中で精神的にきついときがあること
業務量が増えても国の基準があるため職員の配置人数が変わらないこと
の3つかな、と思います。
排せつ物に関わることをするのは正直慣れますし、確かに身体的な負担もあるのだけど、私の場合は上の3点の方が大きな課題だと思います。
実際同僚でも「排せつ物に関わるから」「感染症の危険があるから」という理由で仕事を辞めていった人はいませんが、上の3点のことで悩む人は多く見てきました。
こうやって考えていったときに、3Kっていったいなんなんだ…?という気持ちになってきます。
自分の気持ちと生の声を照らし合わせることが大切
生きている中で避けられないのが選択すること。
特に自分の将来に関わる重大な選択をしたときに、
本当にそれでいいの?
大変だって聞くけど大丈夫?
みたいな声を掛けられると不安になることもあると思います。
でも、そういう声をかけてくる人はあなたが選択したもののことをよく知らないことがほとんどです。
大切なのは、実際にその選択をした人の声を聴き、自分自身がどう思ったかということ。
そこで納得がいっていれば、自分がした選択を不安がる必要はないと思うのです。
結局、やってみないとわかんないので!
*
今回は、やっぱり、カイゴって3Kじゃないの?というテーマで書いてみました。
次回のテーマは「できなくなっていく人にかかわるのって楽しいの?」
例えば子どもであれば、日々成長を感じることができるけれど、少しずつできないことが増えていくのが特養に住んでいる人たち。
そういう人と関わるのって楽しいの?介護を仕事にしている人は何をやりがいにしているの?というテーマで書いていこうと思います。
次回もお楽しみに!
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