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NHK2021大河ドラマで話題沸騰! 渋沢栄一の人生哲学に迫る!!

三笠書房の新人編集者がお届け!

今回は、
2021年NHKの大河ドラマ『青天を衝け』の主人公にして、
新一万円札の顔「渋沢栄一」についてです!

経営の神様、ドラッカーも大絶賛したといわれる、
「日本経済の近代化」最大の功労者の教えとは…!?

本記事では
「渋沢栄一ってどんな人?」ということについて簡単にご紹介したあと、
渋沢の「人生哲学」に迫る3冊を紹介します! 

それではさっそくまいりましょう〜

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5分でわかる「渋沢栄一」

現・みずほ銀行、現・東京海上日動、現・日本郵船、現・帝国ホテル、現・サッポロビール──。

言わずと知れた大企業ですが、
なんと渋沢、これらすべての企業の「前身」の設立にかかわっているのです!

あの「日本銀行」を創設したのも渋沢です。
まさに「日本資本主義の父」と呼ばれるゆえんですね。

生誕は、1840(天保11)年。
武蔵国血洗島(ちあらいじま)村(現在の埼玉県深谷市)の農家に生まれました。

子どもの頃から商才に長けていたらしく、
藍玉(らんぎょく)の製造販売などを営む父を手伝いながら、
実践的な経営について学びます。

そんな渋沢が愛読していたのが『論語』。

渋沢の著書のタイトルにもある、
「論語と算盤(そろばん)」という言葉は、
彼の理念を一言で表わしたものです。

論語は「道徳」を、算盤は「お金儲け」をさします。
「金儲けは悪いことではない。ただ、そこには人としての道徳がなければならない」
渋沢はそう説いたのです。

その理念の通り、晩年の渋沢は、
一橋大学の前身となる東京高等商業の設立に尽力するなど、
教育事業、社会文化事業にも力を注ぎました。

SDGsやCSRなど、
企業の社会的責任が叫ばれる今日、
渋沢が新一万円札の肖像に選ばれたのは、
こうした彼の考え方や功績が評価されてのことかもしれませんね🙌

前置きはこのあたりにして、
それではさっそく、おススメの「渋沢本」について、ご紹介していきます✨

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★『渋沢栄一 「生き方」を磨く』

■ 「日本経済近代化」の立役者が説く生き方のヒント

「先行きの見えない不透明な時代」、そう言われて久しい今日──。
働き方や生活、お金、人間関係など、
価値観が多様化する中で、
どのように生きればいいのか迷うことがあるかもしれません。

渋沢もまた、激動の時代を生きました。

1853年ペリー来航──。
当時の日本は、「開国」かそれとも「攘夷(じょうい)」かと、
極端な価値観の間で大きく揺れ動いていました。

そんな時代にあっても渋沢は、
『論語』を生き方の指針とし、孔子の説く「人の道」を実践する中で、
彼独自の人生哲学──「いついかなる場合にも後悔しない処世の秘訣」──
を作り上げました。

★ 立志──「生涯目標」をどこに据えるか
★ 処世──社会に出てから、絶対に後悔しない「生き方」
★ 信念──『論語』の生かし方・算盤のはじき方
★ 成功──仕事の成功、人間としての成功
★ 交際── “小手先だけの交際術” より何倍も人生が広がる法
★ 成長──チャンスは自分の中に「磁石」をもつ人のもとに集まる
★ 逆境──私が「問題解決」に使っている最良安全な方法…etc.

生き方に迷ったとき、本書を手に取ってみてください。
渋沢の知恵は、現代にあってもなお、
あなたの「人生の羅針盤」になってくれる
はずです。


★『渋沢栄一 君は、何のために「働く」のか』

■ 生涯で500余りの会社を設立した近代日本の父、その仕事哲学!

本書は、直前で紹介した『渋沢栄一「生き方」を磨く』に続く、
三笠書房「現代語版渋沢栄一」のシリーズ第二弾です。

第一弾「生き方」との大きな違いは、
渋沢の「働き方」にスポットライトを当てて、
その教えが説かれているということ。

渋沢は91年の生涯で、
約500の企業設立にかかわり、600以上の社会事業に尽力するという、
バイタリティにあふれた人生を送りました。

そんな中で、
渋沢は幾度となくピンチに見舞われますが、
挫折するどころかむしろ、その度に飛躍したと言います。
本書は、そんな彼の仕事哲学に迫ります──。

★「やりたい仕事」「面白い仕事」をするには
★ 人を動かすには
★ どんな仕事相手と、どう関わるか
★ 正解は、どう見つけるか
★ お金に “心” を入れる知恵
★ 渋沢流・スピード鍛錬の秘訣!
★ 経営者の心得
★ 人とつき合うとき、最強の武器となるものは? …etc.

仕事に対する心構えや、人間関係の築きかた、
習慣の確立、気分転換の方法まで、
本書には「働くこと」のすべてが詰まっています。


★『渋沢栄一 うまくいく人の考え方』

■天に味方される、最高の人生に変わる!

「常識にとらわれるな」──。
たしかに常識にとらわれてばかりいると、
自由で新しい考え方はできないかもしれません。

その一方で、
常識は、ときに「教養」とも言いかえることができるように、
「社会生活を円滑にするルール」でもあるでしょう。

それでは、うまくいっている人は、
「常識にとらわれまい」と、ことさらに考えているものでしょうか?

渋沢栄一は次のように言いました。

「一方にばかりかたよる人が世間には多い」
「人は一方の極端に走ってしまえば盲目的になるから、筋の立たないことでもなんでもやるようになる」──。

そして、「常識」については、
次のように言っているのです。

「人が善を誇らないようになるのには、まず発達した常識がなければならない」
「やはり過ぎたるは及ばざるがごとしで、常識もあまり過ぎれば、かえって人を害するのだ」

つまり大切なのは、
「人生のバランス感覚」を磨くこと
と言えそうですね。

渋沢はこれを「中庸の精神」と説きました。

★ すでに起きてしまった事実は肯定して出発せよ
★ 自己実現を可能にする法則
★ 人に慕われ、なつかれる人
★ 今ある幸運を倍増し、永続させる
★ 人事を尽くして天命を待つの極意

『論語』を愛読し、
「『論語』を生き方の指針にすれば、絶対に後悔しない」
とまで断言した渋沢。

「中庸の精神」をはじめ、
本書は「一度きりの人生が最高にうまくいく考え方」を紹介します!

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あとがき

「渋沢栄一」特集はいかがでしたか!?
今年は渋沢が一段と盛り上がりそうですよね!

ところで、
みなさんは「今年の抱負」はありますか??

僕の抱負は、
三笠書房に「note」部を新設すること!笑

そんなわけで、
今年も張り切って投稿してまいりますので、
温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いします🙇‍♂️ https://twitter.com/mikasashobo

(編集部 中西航大)

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