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KUA通信イラストレーションコースの学びを終えて

「通信芸大の話」も最終回です。無事に卒業してこの記事を書くことができて本当に良かった。
京都の卒業式は欠席したので、卒業証書が送付されるのを待っていました。3月26日、ついに届きました。

記念品のデザインはサタケシュンスケ先生!✨

総まとめでは、どこに焦点を当てるか迷いましたが、

1  KUAに入って良かったか
2 人にすすめるか
3  KUAの何が良かったか、得たものは?

で書き進めていこうと思います。

1. KUAに入ってよかったか

よかったです。絵が上手くなるための投資だったわけですが、最低でも2年間、学費だけでも年間約32万プラスadobe代などがかかるので、安くはありません。それでも決意して、入学して良かったです。
私は3年次編入で2度目の大学生でしたが、良い学び直しができたと思っています。学び直しについては以前noteで書きました。

2. 人にすすめるか

大卒資格が欲しい人には迷うことなくおすすめします。自分の好きな、絵を描くことを学びながら大卒資格まで得られるのは最高だと思います。しかも通学より全然安い。試験なしで入学できるのもメリットです。美大卒資格が欲しい人も同様です。

絵が上手くなりたい人に勧めるかと言えば、必ずしも勧めません。なぜなら、今やデジタルイラストを学ぶ方法の選択肢は2年前より増えていて、KUAイラストコースが一番とは言い切れないからです。また、イラストコースの授業は魅力的ですが、卒業するためにはイラスト以外の科目も履修しなければなりません。コース専門科目だけやりたいと思う人にはしんどい部分があります。

業界の最前線で活躍する著名なクリエイター講師陣から学べるというのはやっぱり最大の魅力です。お目当ての先生がいるからという理由で入学するのもありだと思います。
実は私はイラストに疎く、KUAがきっかけで初めて知った講師の先生も多かったのですが、すごいですね、すべての授業が良かったです! 学びと感動がありました。
カリキュラムは、初心者から始めてもプロを目指せるようになる内容でうまく組まれています。それを最短2年約70万(3年次編入の場合)か、それ以上の時間と費用をかけて学習しても構わないと思えるかどうかです。お目当ての先生がKUA以外のところでも教えている場合は比較検討も推奨します。逆に、イラストコースでしか教えていない先生方の貴重な講座もあることは強力なポイントです。

3. 何を得たか

画力を上げたいと思って入学し、確かに入学前よりは上手くなりました。画力以上に得たのは経験値です。課題で、独学だったら手をつけないようなものにも挑戦させられます。そういう経験の積み重ねで知らず知らずに成長していきます。

ただ成長には個人差があり、自分は残念ながら、受賞したり採用されたり、プロとしてすぐに仕事を獲得できそうなレベルまでは至れませんでした。他人と比較するのでなく過去の自分と比較すべきというのはわかっていますが、仲間の成長や活躍には目覚ましいものがあります。

講義では期待通りのものを受け取れましたが、改めてこれまでを振り返ると、実は大学発信のものより、SNSで繋がった仲間とのコミュニケーションの中から得たものが意外と大きかったような気がしています。

うまく説明できないのですが…
例えば、私はKUAの仲間と繋がっていなければ、blenderを始めることはなかったでしょう。
例えば、きっかけは残念な理由だったものの、あれよという間に企画が進行し大成功を納めたメタバース展示会では、私が普通に生活していたらもっと先になっていたはずの体験を先取りすることができました。
新しい何かのきっかけになる、想定外の刺激を大学側発信以外のところから受け取っていた気がしています。

自分がもしSNSをやっていなくて、ただairUを開き、講義を聞いて課題を出すだけだったとしたら、入学前と卒業後の変化は緩かったと思います。
最先端の講師陣から学んだ生徒もまた最先端だったんだなと思っています。変なまとめになってしまってすみません。

KUAでの学びの中で、ご縁があって繋がることのできたすべての人に感謝しています。
ありがとうございました!


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