見出し画像

賢く描く

7月、夏学期が始まりました。新しい科目の勉強を早速始めています。出遅れたのが響いた春学期の反省から、今学期はとにかく早めに授業動画だけはコツコツ観て、できるだけ早く視聴完了する計画です。

今学期、必修科目の履修予定は、必修科目のメインビジュアル、キャリア論、イラストレーター基礎、キャラクター基礎、イラスト実習(練習法の話など)。その他、単位にするかはわかりませんが、春に引き続き芸術史も視聴予定です。

とにかく終わらせて単位を取る、それは変わりませんが、下手でもいいからさっさと提出しちゃえ!というのはできるだけしたくない。下手だけど今の自分の力は十分出せた、と思えるように課題に取り組みたい。まあでも、真面目すぎると続かなかったり折れてしまったりするので、ダメなときは自分を許そうと思ってます。

イラスト実習の講義で上達のための練習法を学んでいくのですが、最初の講義で、私が昨年からずっとモヤモヤしていた問題の答え合わせができました。日々の創作で「質より量」と「丁寧に描く」のどちらを優先すべきかの問題です。考えた末、私は両方必要だという結論に達していました。イラスト実習の講義で、日々の練習イラストとしっかりイラストを両方やるという話が出てきて、心が晴れました。

イラストとマンガは違うと言われてしまうとそれまでなのですが、昨年「質より量」の考えから、毎日1ページマンガを描くというチャレンジを続けた時期がありました。楽しかったし、力もついたのですが、副作用もありました。雑に描く癖がついたことです。これは一度習慣化するとなかなか直せなくて、今だにリハビリ中です。誰でもそうなるわけではないし、商業を目指すのでなければ、気にしなくていいことかもしれません。ラフな描き方がそのまま個性になる場合もあります。

クロッキーの講義では「質より量」と同時に「早く描かずに賢く描く」ことも教えられました。漠然と1日100体描いて身につくものもありますが、線を意識しながら描いて、よく描けた10体を含む50体を描くほうが実る努力なのではないかと考えています。量は大事だけど量だけじゃない。

悪い癖で話がそれていきそう。こんな文章を書いておきながら、まだ当分丁寧で洗練された絵は描けそうにありませんが、努力はしていきたい。これからも悩んだり迷ったりしながら進んでいきます。







よろしければサポートをお願いします。創作活動費として大切に使わせていただきます。