見出し画像

広告マンガの話

私は、前回の記事で紹介したような、女性マンガ寄りのストーリーマンガを描いているのですが、時々広告マンガやエッセイマンガの賞にも応募しています。

描きたいものだけを描いて売れて、やっていけるようになるのは簡単ではありません。副業の時代の今、他の仕事もしながらマンガ家をやっている人も多いと思います。大変だろうけど、マンガとは別の収入源や固定収入があることは気持ちの余裕を生むと思います。

別の収入源として、全く違う仕事をするというのもありとは思うのですが、自分の場合、絵やマンガに関係のあることの方が前向きに続けられるのではないかと思い、広告マンガで収入を得るという可能性も検討しています。

マンガ投稿サイトコミチでは、よく広告マンガのコンテストをやっています。2年前の春、初めて広告マンガを描いてコミチの賞に応募しましたが、結果は落選。でも、そんなきっかけもあり、その後コルクラボマンガ専科に入りました。

もう一つ、広告マンガを描く理由があります。私は以前、雑誌の編集の仕事をしていたのですが、担当編集ページの他に、時々タイアップ広告のページも担当していました。他の編集者は広告がらみの仕事を嫌がっていましたが、私は特に抵抗感はありませんでした。もちろん、編集ページに比べれば面白みには欠けますが、クライアントに喜んでもらえることにやりがいを感じました。商品の売り上げに影響するとは限りませんが、いいものを作れば確実に喜んでくれる人がいるわけです。

広告にプラスのイメージがあった私はその後、広告制作の仕事に転職しました。昔話をしてると長くなりそうなのでこの辺で。まあとにかく広告が好きなのです。だから広告マンガも賞金だけが目当てではなくて(W)、やってみたいから描いています。

実は、マンガを描き始めてから初めての受賞は、コミチで募集していた国際協力まんが大賞の部門入賞でした。この賞の題材は以前携わっていた仕事にも関連していて(職歴多彩です…)、経験を生かせるチャンスだと思いました。また、その頃、マンガに自信をなくしている時期だったので、受賞できて本当にうれしかったです。

それで勢いづきたいところでしたが、その後の広告マンガ賞では落選が続いています。この春は2つの広告マンガの賞に挑戦しました。うち1つは競馬のマンガです。以前は競馬に夢中だったので、これは絶対描きたいと思ったし、馬を描くのが楽しかったです。

描きたくて描いたものは、結果が出なくても、ネガティブには受け止めませんが、「これはやるべきだ」とか「みんなやってるから」といった気持ちで挑んだ賞だと、落選した時に少し後悔の念がつきまといます。

私は目移りして流されやすいところがあり、以前は何でもやってみるモードだったのですが、今は、自分に合っていたり、本当にやりたいコンテストを選ぶように方針を変えました。挑戦してみたい賞の締切が重なったり近かったりしませんように!といつも願っています。

お題や賞に応募した広告マンガやコミックエッセイはここで読めます。↓









よろしければサポートをお願いします。創作活動費として大切に使わせていただきます。