両極のダンス|女の哲学
愛の中に執着があり
執着の中に愛がある。
隠すことはできても、
捨てることはできないと
あなたは言った。
あなたに会える喜びは
別れの淋しさを強める
その孤独が大きくなると
あなたという存在が
喜びになる。
花を見ると
その美しさに惹かれ
同時にはかなさを感じる。
切なさが広がると
花に宿るの力強い命に
心震わせる
眼をそむけたくなるような醜い泥の中に
神聖な花は生まれ、
清らかな花の中に
破滅が潜む。
眩しい光の中に
真っ暗な影があり
絶望的な闇の中に
全てを照らす光がある
両者は行ったり来たりダンスを踊る。
どちらが正面で
どちらが裏か
どちらが右で
どちらが左か
永遠にめぐり続けるステップの中では
知る由もない。
だからあなたは創造し続けるのでしょうか?
両極のダンスにつかまってしまったから。
私はそんなあなたとひとつになって、
歓喜と絶望の矛盾が楽しい女になってしまった。
多くの男たちが憑かれて絶命してしまった
あの生と死のダンスを
私も知ってしまったのでしょうか?
それでも私は絶望しない。
女だから。
私はあらゆるものとひとつになれる
エクスタシーを知っているから。
あなたとひとつになれる
魂の自由を知っているから。
感応のなかで
両極を踊り続ける私は…
生と死
創造と破壊
破滅と復活
ナタラージャ
サムサーラ
カーラチャクラ
わたしは
神か
あるいは
幸せな
狂女なのかもしれない
(Photo: Grand Canyon ©MikaRin)
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