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動物はアセンションするか?①ペットとの関係性|ネイチャー・アニマル・コミュニケーション

アニマル・コミュニケーション

(動物と話す)というセッションを提供している私は、動物と関わる中で不思議な体験をします。

瀕死のワンちゃんが蘇って元気になったり、機嫌の悪い猫ちゃんのメッセージを伝えたり、ペットと飼い主さんのミスコミュニケーションの調停、亡くなったペットのメッセージを伝えたりなど、ほとんどすべてが不思議な体験といえます。

その中でもトイプードルのマリアンナちゃんのケースは本当に不思議な体験でした。

マリアンヌちゃんのケース・余命二カ月

2000年2月に、マリアンヌちゃん(トイプードル♀ 12歳)は口の中に悪性メラノーマができて、獣医さんから余命2カ月と診断されました。手術を前にしたマリアンヌちゃん(以下、マリちゃん)のヒーリングを依頼されてからのお付き合いでした。

私がお伝えしたのは、マリちゃんは生命力が強くて2か月後に死ぬつもりは全くないということ。難しい手術ですが、問題はないということでした。ところが飼い主のKさんは2か月後にマリちゃんが死ぬことを信じ切ってていたのです。

そこでその信念を手放してもらうこと、目の前のマリちゃんの生命力を信じること、ヒーリング方法などのアドバイスをお伝えしました。そして、マリちゃんは病気に関係なくとても幸せであることもお伝えしました。

難しい口の中の手術でしたが無事成功して、術後の経過も良く、ごはんもよく食べていました。

その後何度か体調が悪くなりましたが、ヒーリングをするたびに不死鳥のようによみがえり、ご飯を食べ散歩をし、いつも楽しそうに過ごしていました。

動物はあるがままを100%受け入れますから、(遠隔ヒーリングであっても)ヒーリングエネルギーも100%受け取ってっくれるのです。その純粋な素直さと動物が持つ生命力の無限さを何度も目撃しました。

Kさんはそんなマリちゃんと心を通わせ、生死に関係なく、とにかく楽しく愛を分かち合う日々を過ごしました。

そして2021年4月、余命2カ月の診断をはるかに超えた1年2か月後に、マリちゃんは虹の橋を渡りました。腫瘍の転移は全くなく、前日まで食欲があり、病院に預けられたその日にスッと息を引き取ったそうです。

マリアンヌちゃんと虹のヴィジョン

マリちゃんが亡くなった日、私はヴィジョンを見ました。

沢山の虹の中で楽しそうに走り回るマリちゃん。動物が亡くなることを「虹の橋を渡る」と表現します。その通りなのかな?と思いましたが、あまりにもリアルなヴィジョンでした。

亡くなるときに、飼い主のKさんがいない間に病院で逝ってしまったのは、マリちゃん流の思いやりだったそうです。

結びつきの強い飼い主さんは、たとえペットが寿命で亡くなったとしても、「何かもっとできたのではないか?」と罪悪感をもち、亡くなるまでの時間を悲しみと共に記憶してしまいます。マリちゃんは、それよりも自分の元気な姿を憶えてほしかったのです。

アセンションする魂を目の前で見る

そして最後のマリちゃんのセッション。

飼い主のKさんとマリちゃんの相棒ノエルちゃんを一緒にクリスタルボウルでヒーリングしていた時のことです。(マリちゃんのボディは部屋の中に安置されていました。霊的なセッション時はクリスタルボウルを必ず使います)

当然と言えば当然ですがマリちゃんのエネルギーがやってきました。グルグル走りながら。見える?見える?と元気です。

するとある瞬間にクリスタルボウルの音が変わりました。長年クリスタルボウルを演奏する中で、場の次元が変容するときに、音も微細な振動に変化することがわかっていました。

それは一瞬のことでした。

その音は、いわゆる霊が成仏したとか浄化したというものではなく、マリちゃんの魂の質が変化した音でした。

このエネルギーは次元上昇、アセンションというものだとわかりました。

動物はなぜアセンションするか?

ペットは死後、飼い主さんのガーディアンエンジェルになります。一対一の関係です。

ところがマリちゃんは次元上昇して、より多くの人を助ける魂グループに入ったのです。マリちゃん自身が望んでいたことだったそうです。それゆえ、Kさんを選んだのでした。

ペットがアセンションするには、地球で人間から無条件の愛を受け取る必要があったのです。

飼い主さんは、身体が弱ってくるマリちゃんを心から愛しました。元気だった時よりも更に深く広く愛しました。

話を聴いてみると、マリちゃんが衰弱してきても、心配や落胆よりも、愛がより深まっていったそうです。なかなか出ないおしっこが出たときは、そのおしっこを飲めると思えるくらい全てが愛おしかったそうです。

マリちゃんが瀕死の状態から奇蹟的に何度も回復したのは、その無条件の愛があったからです。

ヒーリングセッションを通して、Kさんはマリちゃんを犬としてでもなく、家族としてでもなく、同等の魂として、同じ命として愛する方法を学んでいきました。

勿論体調が悪いときのマリちゃんを見るのはつらかったと思います。それでも、心配よりも今のマリちゃんを愛するKさんの愛が勝っていたのです。

余命2カ月と言われたマリちゃんは一年2カ月も生きました。それは飼い主さんとの過ごす時間が、楽しくて楽しくてしょうがなかったからです。

亡くなった後に、獣医さんがマリちゃんの身体をチェックしたそうです。普通ならば術後にすぐできるはずの腫瘍は、口の中に一切ありませんでした。とても綺麗だったそうです。肺も普通の子よりも元気だったそうです。心臓がもともと弱かったので、全体の衰弱から来るものでした。


それにしても、目の前で次元上昇に立ち会ってしまうとは。。。

なんだか嬉しくなりました。

(つづく)


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(photo: ©stock photo)







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