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鬱になったら、「彼女」を見習え!!

いきなりタイトルから穏やかではない感じですが、
私、水景(みかげ)は、2年前にうつ病を発症し、
2年間、お仕事もお休みしておりました。

現在は、復帰に向けてリハビリ中で、
回復期に入ってはいるものの、まだまだフルパワーではなく
日々、完全回復できるように試行錯誤しております。

うつ病になった原因やら、途中経過やら、
色々と語らねばならないこともたくさんありますが、
今回は、「鬱になった時に心がけておきたいこと」のお話です。


さて、皆様方はうつ病になったら、人間はどうなるのか
ご想像がつきますでしょうか?

もちろん、「病」の名の通り、
ならないに越したことはないというか、ならない方が幸せなのですが
現実問題として、うつ病に苦しむ方は想像以上にたくさんいます。

現代医学では、うつ病の発症の原因や過程などは
徐々に解明されつつあるようですが、その治療法については
まだまだ確たるものは確立されていないのが実情なのです。

それゆえに、
うつ病に罹り、医師の診断・治療を経て、
時間をかけにかけてゆっくり治していった結果、
見事、回復に成功した方もいれば、一度は回復したものの、
再発する方、あるいは、治療そのものに思わしい効果がない方など
人それぞれに様々なようです。

私自身も、医師からは「完全に回復できると思わない方がいい」と
言われており、この先、一生の付き合いになる病なのかもしれないと
少々、不安なところもあります。

私の感覚的には、うつ病になると
自分自身のあらゆる能力が極限まで低下した状態がしばらく続きます。

大して難しいことではないはずなのに、「できない」
頭を使ったり、手先を動かしたりといったことではなくとも、
色がわからない、香り、味がわからないといった知覚すら
できなくなるのです。

それだけに、「今まではできていたのに、どうして?」と
焦ったり、不安になったり、落ち込んだりする人が多いと聞きます。
私も初めはそうでした。

しかし、奈落の底の底、地獄の釜の中から這い出てきた今では
少々、心持ちは以前と変わっていることに気がつきました。

それは、「鬱になったら、『彼女』を見習え」ということ。

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