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引越し、引越し、落ち着かないこころ

私は先日、毒親に首を絞められて、逃げるように実家を飛び出し、ホテル暮らしをしていた。

契約してあった家に入ることができる日に、友人に手伝ってもらい実家から急いで物を運び出し、一人暮らしが始まった。

新築のきれいな家。
荷物を急いで片付けた。

私の家はもう住める状態になっている。

なのに、

毎日のように片付け直し続けている。
収納のものを買い足しまくって、段ボールに入ってるものがゼロになるまでやり続けた。

多分、まだこの家での生活に慣れていないのだと思う。
家だと脳が認識できてないから、夜遅くまで改善し続けないと不安なのだ。

私は23:30頃になると気分が沈んでくるのだが、気分の沈む時間が21:00頃にまで早まっているのを感じた。

ぼんやりと猫さんの写真などを眺めて、猫さんにもう会えない寂しさをやり過ごしたりしていることもある。

思えば家族と言えるのは、猫さんたちだけだった。
猫さんにお別れを言った日、猫さんは玄関のドアのところまで来て、ドアの隙間から鼻先を出して見送ってくれた。

悲しそうな目をしているように見えた。

猫さんが私に懐いたことも、毒親の気に障ったようだった。

毒親は、猫さんを自分本位な構い方でしか構えないから、猫さんから嫌がられる姿が見られることもあったのだ。

しかしどんなに仲が良くても、もう一緒に住むことはできないのだ。

やはり、暴力を日常的に振るい、殺人未遂をしても罪を認めない非道な家族と住むことはできない。

だから猫さんとのお別れは数日早まってしまった。

引越し先を決めた二ヶ月くらい前から、猫さんにお別れとお礼を伝えてきた。

毒親たちに吸い取られないように、沢山のパワーを送り、パワーをあげ過ぎないように伝えた。

毒親にパワーを吸い取られた猫さんは、再会した一年前、痩せこけて毛並みもボサボサになっていたのだ。

変わり果てた姿に、私はショックを受けた。
この写真は2020年3月に撮ったもの

私はこの1年間、猫さんにたくさんの愛情を注ぎ、しっかり甘えさせて、大切に扱った。
これは2021年2月に撮ったもの。

猫さんの表情も、毛並みも、一昨年亡くなったお兄さん猫さんがいた頃に戻ったように良くなった。

お兄さん猫さんは、器が大きく、毒親に吸い取られるような弱いメンタルではなかった。

しかしこの猫さんは優しいし、強くない。

それでも毒親は構わず猫さんの生命力を吸い取った。

毒親はそばにいる生き物の生命力を吸い取り、骨までしゃぶり尽くすのだ。

私は遠くから猫さんに毎日祈りを捧げている。

そうすることで寂しさを軽くしているのだと思う。

今日もよく寝られないけど、眠くなるまで、猫さんに祈りを捧げよう。

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