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毒親もちはみんなが楽しい行事でも傷つく

今日は運動会でした。私のクラスの子達も、色んな隊形にならぶ練習や、新しい競技のやり方を覚えて一生懸命がんばりましたよ。本番はこれまでにないくらい頑張っていました。おうちの人が見ているパワーってすごいです。

今回は、運動会という、子どもたちが楽しみにしている行事でさえ、毒親持ちは傷ついているということをここに記録しておきたいと思います。

毒親持ちとは…?

毒親持ちとは、毒親を親に持っている子供のことを指します。身体的、精神的、性的、暴力、ネグレクトをする虐待親もここに含まれます。特に酷いのが子供の心を支配したり、子供に依存して生気やお金を吸い取る親がいます。様々な方法で子供の健やかな成長を阻害する親です。

私は父親から身体的暴力、精神的暴力、性的暴力を受け、母親から依存、ネグレクトを受けて育ちました。毒親とは縁を切りました。殺されかけたので。

話を戻すと、私達毒親持ちにとっては、運動会のような行事は、毒親に攻撃のチャンスを与える絶好のチャンスなのです。特に、私のようにあまり運動の得意でなかったタイプは尚更です。

では、色々な毒親のタイプに合わせて、毒親の攻撃方法を見ていきましょう。

この文章を読み、トラウマが再燃してしまう人もいるかも知れません。フラバ注意なので、読む時は注意してください。

1 競技の様子を批判する

競技で失敗でもすると、お昼休みは失敗のことでなじられます。
子供は、ご飯を食べながら無言になり、お葬式のようなお昼休みになることでしょう。

2 お弁当の食べ方を批判する

子どもたちを簡単に批判して落ち込ませるのに簡単な方法は、食べ方を批判することです。方法は本当に簡単で、食べ方、食べる順番、もぐもぐの仕方、など細かくダメ出しをするだけです。

これをやられると食べる気が失せます。お腹が空いていても失せます。そして、家族とご飯を食べるのがどんどん嫌いになって、個食を好むようになります。

ご飯を食べているときに監視されているような気持ちになるのです。私は未だに人とご飯を食べるのが苦手で、食べている時に誰かがいるとリラックスして食べることができません。給食も不安な気持ちで食べていることが多いです。教員として正しい食べ方ができているのだろうか、と毎回ジャッジしてしまうんですよね。それが悪化してくると摂食障害になっていくので、いつも気をつけています。食べなくなりだすとあっという間に食べられなくなるのですよ。

ここから言えることは、もし、箸のもちかたもそこそこできていて、くちゃくちゃ音を立てて食べていなくて、犬のように食べていないのであれば、何も言わずに、楽しく食べてもらいたいなと思うのです。

3 お昼休みは気を使う時間

依存系の毒親だと、お昼休みは両親を楽しませる時間になります。自分のすくないパワーの余力を使って、あれこれと楽しませるための言葉を並べ立てます。苦手なものも「美味しい美味しい」と嘘をついて、とにかく親を喜ばせようとします。

お昼休みが終わると「どうしてだろう、体がしんどいな」と少しだけ思うでしょう。でもきっと、親のために頑張ったからだ、などと思わずに、「ご飯を食べて眠くなったんだな」などと自分に言い聞かせるのです。

このダメージが来るのは、思春期以降かもしれません。

4 お弁当すら作ってくれない

お弁当を作ってくれないという毒親もいます。でも、お弁当を作ってくれないからといって毒親とは限りません。世の中には、ものすごく忙しくてどうしても作ることができない親も存在するのです。

ただ、当然お弁当を作ってくれない(作れない)親は、運動会に来ないので、学校の先生とお昼を食べることになるでしょう。

学校の先生は、それはそれで楽しいから良いと思っていますけどね。

5 兄弟と比べる

私の弟は優秀ではなかったのでありがたいことに比べられることはなかったですが、兄弟で結果を比べられると肩身が狭くなります。良くなかった結果の子は、強い劣等感を抱えることになり、自己肯定感が著しく下がるでしょう。

兄弟と結果を比べ、良い方を褒めることで、うまく行かなかったほうを結果的に責めるような言い方はやめてもらいたいなと思うのです。

6 行事があったからといって、殴られる危険性は変わらない

楽しい行事でいくら頑張っても、家に帰れば毒親との生活です。毒親との生活では常に殴られる可能性があります。もし、その日が誕生日でも、運動界でも学芸会でも、大晦日でも…毒親が気に入らなければぶん殴っていいのが、彼らのセオリーだからです。

運動会や学芸会の後、頑張ってもいないのに、大酒を飲んで、酔っぱらう父を見て、私は毎回怖いと思っていました。心から夜の宴を楽しめたことはありません。

最後にすごい疑問だったこと

私の親は子供をぶん殴り、顔や容姿をけなしまくり、性的な虐待までしたとんでもない人間でしたが、なぜかビデオや写真は頑張って撮っていました。

それを観ているところは一度も観たことがないんですよね。何のためにビデオを撮っていたのかは、未だ謎です。

私の両親は、必死に普通の親を頑張っていたのは知っていました。診断を受けてはいませんが、母は方程式とか二字熟語が理解出来ない軽度知的障害だし、父はアスペとADHDを併発しています。

おそらく、普通の親は、運動会のような行事ではビデオを撮ったり写真を撮ったりするものだと知ったから撮っていたのではないでしょうか。例えば算数の問題を解く前に例題をやっているようなそんな感じで、特に意味もなく真似事でやっていたんじゃないかというのが私の仮説です。

子供に嫌がらせをしに来て、疲れて酒のんでぶん殴る、というなら、運動会なんて来なくてよかったとは思うのですが、きっと頑張っていたんだとは思うんですよね。

話はずれますが毒父は、腕を全くブレさせずにビデオを撮るのはうまいらしいので、従兄弟の結婚式で記録役を頼まれて活躍していました。(完璧主義発動して行きたくないとごねたらしいですが)

頑張っていたから、ぶん殴ってもいいとか、傷つけていいというのは話は別です。子供を傷つける親は、子供を産むべきではないし、子供から離れるべきです。どうやら、私の弟の方に、虐待の連鎖が行ってしまったようなんですよね。

彼は否定していますが、言い分を聞けば聞くほど

「やってしまったんだな」

と分かってしまいました。弟と奥さんは今別居して、子供は奥さんが引き取っています。弟はそんな人間じゃないと信じたかったですが、これは仕方がないなと思うのです。

虐待はやっぱり連鎖するし、私も虐待を受けてきた記憶が戻り、その記憶と向き合う前だったら、浅はかな気持ちで結婚して、虐待してしまったのだろうなと思います。

この世の中にいる被虐待児、虐待被害者の方々が救われる日が来ますように。何かできることがあればやっていきたいです。

それではまた。




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