よしもとばななのバッドエンドの思い出

伊坂幸太郎を読んで、再度よしもとばななに戻ってきたけど、この…なんと言うか…おじいちゃんおばあちゃんの家の様な感じがするw
柔らかな雰囲気で暖かみのがあるというか。。

今回最後まで読んだ感想としては
う~~~ん。特別強く共感もないしう~~~ん、、なんか全体的にふわふわしている。

『幽霊の家』でのお兄ちゃんには共感した。
私もお兄ちゃんに似てとても好奇心旺盛でいろんなことに関心があり、新しいことが起こるのが好きだ。
『ともちゃんの幸せ』では、「下品な感じ」ってあまり言葉を使わないけど、そうだ!そういう使い方だ!って新たな引き出しができた感じ。

うるっときたとこもあるけど、それは多分お酒を飲みながら読んでたから感受性が研ぎ澄まされていたせいだと思う。酷いことがあっても相手を憎まずになんかふわふわしている。不思議だ。

『バッドエンドの思い出』
婚約してお互いの両親と挨拶も終わって、結婚予定だった相手が他県での仕事が決まり、赴任先で浮気して同棲もしてて勝手に浮気相手と結婚するつもりでもいて。
しかも100万円も相手に貸してるならフィクションなんだし相手を刺し殺してもいいんじゃなかろうか。

浮気をしていた高梨くん凄く腹立つ。貸してた100万の話をしに行ったら「何らかしら君にお詫びをしたい。もしも車がほしいなら、それで自分の気持ちも済む」って、車を譲ってそれで罪を帳消しにしようとしてるじゃないか。
 100万円そのまま返されても許されるレベルじゃないことを車で帳消しにしようとしてるとこがむかつく。だってその車って浮気相手も一緒に乗ってた車だよ!?
絶対高梨くん浮気相手と使い古したそんな車をあげたからもういいだろうと思っている。

だけどこの作品はそういうドロドロしたものを書こうとしたわけではないのだろう。

悲しい出来事は誰にでも起こる。悲しい出来事と悲しい出来事の間にある、急にやってくるかけがえのない祝福の瞬間を鮮やかに描き、心の中の宝物を蘇らせてくれる珠玉の短編集。
その名は『バッドエンドの思い出』


この作品の主人公は怒りに鈍いので、主人公が怒らないならここはFGOのアシュヴァッターマンを呼んだがいいくらい。

バッドエンドの思い出の浮気をした婚約者とその相手の女性とこには宝具撃っていい。
アシュヴァッターマンの宝具ボイス「ああ良いとも、皆殺しにしてやらァ!我は死をもたらす戦士なれば、不滅の刃を持って汝を引き裂こう!転輪よ、憤炎を巻き起こせ(スダルシャンチャクラ・ヤムラージ)!!!」って。

ともちゃんの幸せのレイプ魔は
アシュヴァッターマン「戦闘だぁ?馬鹿ぬかすな。今からやるのはただの掃除だ」って言ってやっつけてほしい。
「てめぇ!」「苛つくんだよぉ!」 「怒れ!怒れ!怒りこそが、我が力!」「ブッ潰れて死に晒せゴラァ!」 って。
そしてボコボコにした後、アシュヴァッターマンの絆ボイス「よっしマスター!俺の怒りを呑み込み受け入れたな!?なら一緒に怒るぞ!いいか、人間は怒る生き物だ!テメエはもっと、理不尽に対して怒って怒って怒りまくれぇ!大丈夫だ、俺が共に怒ってやるからな!」
って言っていい相棒になりそう。



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